ニュース

メルセデス・ベンツ、CLS 63 AMGシリーズに4輪駆動モデルを追加

585PS/800Nmの最強モデル「AMG S-Model」も新設定

CLS 63 AMG S(手前)とCLS 63 AMG S 4MATIC シューティングブレーク(奥)
2013年5月9日発売

1655万円~1955万円

 メルセデス・ベンツ日本は5月9日、CLS 63 AMGシリーズ(クーペ/シューティングブレーク)に新規モデルを追加するとともに、一部改良を行い発売した。価格は1655万円~1955万円。これに伴い、CLS 63 AMGはステアリング位置を従来の左から右に変更した。納車時期は9月を予定する。

モデルエンジンステアリング価格
CLS 63 AMGV型8気筒5.5リッター直噴ターボ16,550,000円
CLS 63 AMG 4MATIC16,850,000円
CLS 63 AMG S19,150,000円
CLS 63 AMG S 4MATIC19,300,000円
CLS 63 AMG 4MATIC シューティングブレーク17,100,000円
CLS 63 AMG S 4MATIC シューティングブレーク19,550,000円

4輪駆動モデル「AMG 4MATIC」「AMG S 4MATIC」を追加

CLS 63 AMG S 4MATIC シューティングブレーク

 今回ラインアップに新たに追加された4輪駆動モデルは、メルセデスAMGが新規開発した4輪駆動機構「AMG 4MATIC」を搭載。

 AMG 4MATICはトルク配分を後輪重視の33:67とし、ロッキングトルクを低めに設定することで高速走行時のコーナリングやコーナーの立ち上がりなどで高い操縦性と加速性能を実現したとする。AMG 4MATIC搭載車専用に開発された「3ステージESP」のトルクベクトリングブレーキ機能により、4輪駆動車特有のアンダーステアを検知すると個々のホイールのブレーキ制御を行い、各輪へのトルク配分を最適化すると言う。

最強モデル「AMG S-Model」をラインアップ

CLS 63 AMG Sのインテリア

 また、オプション設定の「AMG パフォーマンスパッケージ」を超えるハイパフォーマンスモデルとして、新たに「AMG S-Model」をラインアップした。

 AMG S-Modelは、ベース車が搭載するV型8気筒5.5リッター直噴ターボエンジンに専用チューニングを加え、ベース車から28PS/80Nm増となる最高出力430kW/585PS、最大トルク800Nmまでパフォーマンス性能を高めた。さらにスポーツドライビングに重きを置いた設定の「AMG RIDE CONTROL パフォーマンスサスペンション」「AMG リミテッド・スリップ・デフ」を装備し、とくにスラローム走行や高速でのレーンチェンジ時での挙動を安定させることができたと言う。

 エクステリアでは、S-Model専用装備として「AMGカーボンパッケージ」、専用デザインのチタニウムグレーペイントの19インチAMG5ツインスポーク鍛造アルミホイール、AMGレッドブレーキ・キャリパーなどを装備。

 インテリアでは、グリップ部にアルカンターラを採用したAMGパフォーマンスステアリングやブラックピアノラッカーで仕上げたAMGカーボンインテリアトリムなどを装備する。

CLS 63 AMGはステアリング位置を右に変更

 そのほか、CLS 63 AMGはステアリング位置を従来の左から右に変更。エンジン出力は従来から33PS/100Nm増の最高出力410kW/557PS、最大トルク800Nmまで高められた。

 さらに縦列駐車時のステアリング操作を自動で行う「アクティブパーキングアシスト」を追加している。

(編集部:小林 隆)