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ルノー・日産アライアンス、累計10万台のゼロ・エミッション車を販売

ゼロ・エミッション車で5300万Lの燃料を節約

10万台目となったリーフはアメリカの大学院生に納車された
2013年7月23日発表

 ルノー・日産アライアンスは7月23日、累計10万台のゼロ・エミッション車を販売したと発表した。

 10万台目は日産のEV「リーフ」で、アメリカのジョージア州アトランタにあるケネソー州立大学の大学院生、アリソン・ハワードさんに納車された。ハワードさんは「リーフの走りは完璧です。とても格好よくて、大好きです。全てを電気でまかない、ガソリンにお金を使わなくてよいというのは学生として助かります」とコメントしている。

 これまでにルノー・日産アライアンスは、2010年12月に初めてのゼロ・エミッション車としてリーフを発売。ルノーでも2011年後半に最初のEVとなる「カングー Z.E.」をリリースし、さらにセダンの「フルーエンスZ.E.」、2人乗りの「トゥイジー」、サブコンパクト車の「ゾエ」を発売してラインアップを拡大している。累計10万台のゼロ・エミッション車のうち、7万1000台以上はリーフとなっており、最大の市場はアメリカで累計約3万台、ついで日本の約2万8000台、ヨーロッパの1万2000台となっている。

 このほか、ゼロ・エミッション車の走行距離を累計で8億4100万kmとしており、これによって5300万Lの燃料を節約。1億2400万kgのCo2が排出されなかったのと同じだと説明している。ルノー・日産アライアンスのカルロス・ゴーンCEOは「本格的なゼロ・エミッション車の時代が来ています。私たちは充電インフラが整備されると共に、ゼロ・エミッションの需要は増え続けると考えています。今後も長期的にゼロ・エミッション技術に取り組んでいきます」と表明している。

(編集部:佐久間 秀)