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日野自動車、初参戦以来の24回連続完走で「ダカールラリー2015」トラック部門6連覇

2014年に続き2年連続で親子によるワン・ツーフィニッシュ

2015年1月3日~17日(現地時間)開催

トラック部門 排気量10リッター未満クラスで優勝した「日野レンジャーGT 2号車」

 日野自動車は、1月3日~17日(現地時間)に開催された「ダカールラリー2015 アルゼンチン・ボリビア・チリ」のトラック部門 排気量10リッター未満クラスに参戦した「日野レンジャーGT 2号車」がクラス優勝、総合16位でフィニッシュし、クラス6連覇を達成したと発表した。

 同社は1991年からダカールラリーへの参戦を続けており、1997年には出走した3台によって史上初となるトラック部門総合1~3位独占を実現。1996年に創設された排気量10リッター未満クラスでは2014年までに15回中14回の優勝を果たし、初参戦から政情不安によって大会が中止された2008年以外の全レースとなる24回の完走を重ねている。

 今大会の参戦体制は、2014年と同じく「日野チームスガワラ」として2台の「日野レンジャー GT」で出走。菅原照仁選手がドライブする2号車がクラス優勝、総合16位となったほか、菅原照仁選手の父であり、今回の出走で33回連続のダカールラリー出場となる菅原義正選手がドライブする1号車もクラス2位、総合32位でゴールし、2年連続で親子によるワン・ツーフィニッシュを飾っている。

 チーム関係者によるコメントは以下のとおり。

日野自動車 代表取締役社長 市橋保彦氏
「初めてダカールラリーのゴールに来て感激しました。チームのメンバーはよく頑張ってくれた。応援している社内のみんなにもよい結果が出て最高です」

チーム代表兼1号車ドライバー 菅原義正氏
「想定していた通りの結果が得られ、ほっとしました。今回のラリーは歳をとったわりに調子がよく、気持ちよく走れました。クルマの改良と同時にトレーニングが効いたのかも知れません」

2号車ドライバー 菅原照仁選手
「内心総合トップ10入りも狙っていましたが叶いませんでした。とはいえ、目いっぱい無理して走っていた前回までとは違って、余裕があるというか伸びしろを感じさせるクルマに仕上がっていたことは大きい。将来に向けた希望の持てる、充実した大会でした」

クラス優勝した日野レンジャーGT 2号車の表彰シーン
チームメンバーから胴上げされる菅原照仁選手

(編集部:佐久間 秀)