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メルセデス・ベンツ、「CLA シューティングブレーク」発表会
特別仕様車「OrangeArt Edition」も同時発売
(2015/6/19 14:33)
- 2015年6月18日受注開始
- CLA シューティングブレーク:360万円~545万円
- 特別仕様車「OrangeArt Edition」:567万円~862万円
メルセデス・ベンツ日本は6月18日、メルセデス・ベンツ「CLA シューティングブレーク」を発表した。同日より注文受付を開始。発売は6月下旬からの予定。
CLA シューティングブレークは、ステーションワゴンのような十分な容量のラゲッジスペースとテールゲートを持ちながら、流麗なクーペスタイルのフォルムを特徴としたモデル。CLAの新たなラインアップファミリーとなる。
「シューティングブレーク」という名前は、1960年代にイギリス貴族が、クーペスタイルで余暇の道具が積めるクルマをシューティングブレークと呼んだことに由来している。
ラインアップは、1.6リッター直列4気筒blueDIRECTターボエンジンを搭載した「CLA 180 Shooting Brake」と「CLA 180 Shooting Brake Sports」、2.0リッター直列4気筒blueDIRECTターボエンジンを搭載した「CLA 250 Shooting Brake(受注販売)」で、CLA 180 Shooting Brakeは360万円からという戦略的なプライスがつけられている。
さらに、「メルセデスAMG」が開発初期から携わり、エンジニアにより独自開発されたフロントアクスルとサスペンションを装備した4輪駆動(4MATIC)の「CLA 250 SPORT 4MATIC Shooting Brake」が加わる。
同時にCLA シューティングブレークの発表を記念した特別仕様車、「CLA 250 Shooting Brake OrangeArt Edition」および「メルセデスAMG CLA 45 4MATIC Shooting Brake OrangeArt Edition」を台数限定で販売する。同日より受注開始で、CLA 250 Shooting Brake OrangeArt Editionは567万円にて200台、メルセデスAMG CLA 45 4MATIC Shooting Brake OrangeArt Editionは862万円にて110台の限定。発売は6月下旬からの予定。
「OrangeArt Edition」は、ホイールやヘッドライト、バンパー、インテリアのステッチやシートなど要所にオレンジのアクセントカラーが配された個性的なモデル。そのなかでも、メルセデスAMG CLA 45 4MATIC Shooting Brake OrangeArt Editionは、メルセデスAMG開発の最高出力360PS/265kW、最大トルク450Nmのパワフルな4気筒ターボエンジンを搭載するパフォーマンス指向のモデルとなっている。2015年6月メルセデス・ベンツ調べでは、量産4気筒ターボエンジンでは世界で一番パワフルなエンジンだとしている。
発表会は、モデルによるHUGO BOSS Menswear 2015 FALL/Winter Collectionの特別ファッションショーの演出とともにスタイリッシュにはじまり、続けてメルセデス・ベンツ日本 代表取締役社長 兼 CEO 上野金太郎氏からプレゼンテーションがあった。
プレゼンテーションで上野氏は、「今日のCLA シューティングブレークの発表により、今後のメルセデス・ベンツブランドにおける戦略モデルが5車種、完成しました。スポーティで革新的なハッチバックのAクラス、広い室内空間と優れた実用性を備えたBクラス、SUVのテクノロジーと力強さを備えたGLA、スポーティさとダイナミックさが際立つスタイリッシュなフォルムのCLA、これらのモデルの販売台数は、昨年の総販売台数6万834台のおよそ3割強を占めています。5年前に比べると、その比率は倍増し、重要度も増しています。その中のCLAは、まったく新しいクーペとして、2013年に誕生しました。世界最高水準のCd値0.23を実現した理論に裏付けされるデザインであります。世界販売累計15万台を超え、メルセデス・ベンツのこれからの成長を担うモデルの1つとなりました」とCLAクラスの好調な販売を報告。
続けてCLAの待望の追加モデルであるCLA シューティングブレークついて、「CLAクラスの高いデザイン性を犠牲にすることなく、5人の乗員がくつろげる十分な室内空間とセグメントトップレベルのラゲッジルーム容量を備え、さまざまなライフシーンでのニーズに応える、欲張りなモデルとなっています。このCLA シューティングブレークの最大の特徴は、ルーフラインとサイドの3本のキャラクターラインが生む流麗なスタイリングです。ルーフラインをリアエンドまで緩やかな曲線を描くように伸ばすことで、スタイリッシュなフォルムを維持しながらステーションワゴン並の十分な室内空間を与えました」と紹介。
特徴となる後席とラゲッジルームについては、後席ヘッドクリアランスはCLAクラスに比べ42mm拡大、後席を倒さない状態で495L(VDA方式)の容量を確保している。後席を倒せば、最大1354Lまで広がる。テールゲートはワンタッチで自動開閉し、開口角度も調整可能。
また、セグメントトップレベルの5.1mの最小回転半径と1780mmの全幅により、取りまわしに優れる。「パーキングアシストリアビューカメラ」は全モデルに標準装備。縦列/並列駐車をサポートする「アクティブパーキングアシスト」を設定するほか、ミリ波レーダーとカメラによる安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」も設定される。
鹿屋体育大学 自転車競技部へサポートカーを提供
さらにプレゼンテーションの中で、メルセデス・ベンツ日本が鹿屋体育大学自転車競技部へ、CLA シューティングブレークをサポートカーとして提供することが発表された。
鹿屋体育大学 自転車競技部の黒川剛監督と上野(うわの)みなみ選手、塚越さくら選手が紹介され、両選手から挨拶があった。
CLA 250 SPORT 4MATIC Shooting Brake
CLAとしては初めてとなる、メルセデスAMGが開発初期段階から携わったモデル。「SPORT(シュポルト)」はドイツ語読みをそのまま名称として採用、スポーティでダイナミックなモデルに与えられる。2.0リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、メルセデスAMG独自開発のフロントアクスルとサスペンションを装備した4輪駆動モデル。価格は545万円。
CLA 250 Shooting Brake OrangeArt Edition
CLA 250 Shooting Brakeをベースにし、前後バンパーやバイキセノンヘッドライトのリング、インテリアのステッチ、シートのストライプ、専用18インチAMGマルチスポークアルミホイールのフランジ部といった各所にオレンジ色のアクセントがデザインされた特別仕様車。マウンテングレーが120台、コスモブラックが80台の限定販売。
メルセデスAMG CLA 45 4MATIC Shooting Brake OrangeArt Edition
メルセデスAMG開発の最高出力360PS/265kW、最大トルク450Nmの世界一パワフルな4気筒ターボエンジンを搭載する4輪駆動の特別仕様車。カルサイトホワイトとコスモブラックの各55台、合わせて110台限定販売。