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日野、大型路線バスをモデルチェンジ、「ブルーリボン」「ブルーリボン ハイブリッド」発売
ハイブリッド車はアイドリングしながらのEV走行が可能に
(2015/8/27 00:00)
- 2015年9月1日~発売
- ブルーリボン:2575万2600円
- ブルーリボン ハイブリッド:3061万2600円
日野自動車は、大型路線バス「ブルーリボンII」「ブルーリボンシティ ハイブリッド」をモデルチェンジし、ディーゼル車を「ブルーリボン」として9月1日に、ハイブリッド車を「ブルーリボン ハイブリッド」として12月1日に発売する。価格はブルーリボンが2575万2600円、ブルーリボン ハイブリッドが3061万2600円。
車名(仕様) | エンジン(出力) | 変速機 | 乗車定員(座席+立席+乗務員) | 価格 |
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ブルーリボン(路線・都市型) | 直列4気筒5193ccディーゼル「4HK1-TCS」(250PS/735Nm) | 6速AMT | 79(27+51+1) | 25,752,600円 |
ブルーリボン ハイブリッド(路線・都市型) | 直列4気筒5123cc「A05C-K1」(250PS/834Nm)+モーター | 79(27+51+1) | 30,612,600円 |
ブルーリボンの4HK1型エンジン、ブルーリボン ハイブリッドのA05C型エンジンはともに5.0リッタークラスのダウンサイジングエンジンで、低回転から高トルクを発生する仕様により十分な動力性能を確保しながら低燃費を実現。電子制御による自動変速によって燃費のよい領域を適切に使用することを可能にした6速AMTも、燃費を向上させるアイテムとして新採用された。
ブルーリボン ハイブリッドでは、今回新たにエンジンとモーターの間にクラッチを配置し、エネルギー回生効率を向上させるとともに、発進時にはモーターのみによるEV走行(ただしEV走行時もエンジンはアイドリングで稼働)を可能にした。また、ハイブリッドシステムに関する対策を十分に実施したとし、2014年6月以降の新型自動車に適用される「バッテリー式電気自動車に係る協定規則(第100号)」に適合している。
これにより、ブルーリボンは燃費基準値に対して+13%、ブルーリボン ハイブリッドは+20%の低燃費を達成。エコカー減税対象車となり、ブルーリボンは取得税が80%、重量税が75%の減税、ブルーリボン ハイブリッドは取得税・重量税ともに免税(100%減税)となる。
そのほか、車体ではホイールベースを延長してノンステップエリアを拡大するとともに、新型客席シートの採用などによって乗客の利便性、快適性を向上。さらに設置の簡単な車いす用スロープや車いす固定装置を採用し、車いすの乗客にも優しいバスとした。