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【タイモーターエキスポ2015】小型プレミアムセダン「Ciaz(シアズ)」の訴求を図るスズキブース

日本ではお目にかかれないコンパクトカー「CELERIO(セレリオ)」なども出展

2015年12月1日(現地時間)発表

IMPACT CHALLENGER

メインステージに置かれた小型プレミアムセダン「Ciaz(シアズ)」のスポーティな「RS」グレード

「タイモーターエキスポ2015」(一般公開:12月2日~13日)では会場の限られたスペースにぎっしりと詰め込んでいたメーカーも少なくなかったのに対し、小型乗用車に特化したスズキは、ずいぶんと余裕をもって展示車を並べていたのが印象的だった。

 そんなスズキのステージ上をはじめフロアにも何台か置かれていたのは、小型プレミアムセダンの「Ciaz(シアズ)」。日本にも導入されていた「SX-4 セダン」の後継機種と位置づけられるモデルだ。2014年の登場で、中国にも「アビリオ」という姉妹車が導入されている。スズキらしい実直なデザインで、低価格で高品質、充実装備と低燃費を誇り、スポーティな「RS」グレードも設定されている。

Ciaz RSのボディサイズは4505×1730×1475mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2650mm。直列4気筒1.25リッター「K12B」ガソリンエンジンを搭載し、最高出力91HP/6000rpm、最大トルク118Nm/4800rpmを発生。トランスミッションはCVT。タイでは67万5000バーツ(約230万円)で販売されている

 日本にはない車種では「CELERIO(セレリオ)」も出展されていた。かつて「アルト」として多くの地域に導入されていたAセグメントのコンパクトカーで、2014年にモデルチェンジして現在に至っている。また、ヒットモデルの「スイフト」はもちろん、スイフトをベースに3列シート化した「エルティガ」も置かれていた。

 ピックアップでは、日本でも軽トラックの代表格である「キャリイ」の名称で、車体がずっと大きく、キャブオーバーではなくボンネットタイプのシンプルなトラックが展示されている。

コンパクトカー「セレリオ」のボディサイズは3600×1600×1540mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2425mm。5名乗車が可能。直列3気筒1.0リッター「K10B」エンジンを搭載し、最高出力50kW/6000rpm、最大トルク90Nm/3500rpmを発生する。価格は35万9000バーツ(約122万円)から
「キャリイ ピックアップ」のボディサイズは4155×1680×1895mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2625mm。パワートレーンは直列4気筒1.6リッター「G16A」エンジンに5速MTの組み合わせ。価格は36万9800バーツ(約126万円)

(岡本幸一郎)