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ちょっと写真で見る メルセデス・ベンツ EQA 250/EQC 400 4MATIC(2021年4月商品改良)
2022年11月28日 18:03
- 2022年11月25日 実施
11月25日、都内にて「2022年JAIA(日本自動車輸入組合)輸入電動車試乗会」が開催された。今回はそのなかからメルセデス・ベンツの新型EV(電気自動車)である「EQA 250」と「EQC 400 4MATIC」を写真で紹介する。
まずはEQA 250。このクルマはEQCに続く、メルセデス・ベンツのEV第2弾として2021年4月26日に発売されたモデル。コンセプトは「ちょうどいいサイズで使い勝手にすぐれる本格的な純電気自動車」で、ボディサイズは4465×1835×1625mm(全長×全幅×全高)と、日本の道路環境においても扱いやすいサイズが特徴。
搭載するバッテリは66.5kWhのリチウムイオンバッテリで、航続距離は410km(WLTCモード)と発表されている。ラインアップはEQA 250のワングレードで、右ハンドルのみ。価格は2022年モデルが733万、2023年モデルが782万円。
EQA 250の購入に関してはさまざまな特典がある。まずは保険料、税金、メンテナンス費用をまとめて月々定額にできる「メルセデス・スタイル」があり、さらに新車購入から5年間、もしくは10万kmのいずれか早い方まで、一般保証修理、定期整備(点検整備の作業工賃、交換部品)、24時間ツーリングサポートが無償で提供される保証プログラムの「EQケア」が適用される。
バッテリまわりについては8年間、または16万km以内の範囲内でバッテリ残容量が70%に満たないと診断された場合(サービス工場の診断器での計測値)の保証が付帯する。さらに納車時に車載される専用の充電カードをかざすだけで、全国で約2万1000基ある充電サービスが1年間無料で利用できる特典も付帯する。
インテリアはEQ独自のデザイン要素が採用される。標準仕様のシートは中央部がローズゴールドのファブリックで、その他の部分はチタニウムグレーのレザーとなる。なお、ファブリックはPETボトルからのリサイクル原料で作られるなどサスティナビリティにも配慮している。
インパネデザインもEQならではもの。特徴的なのはエアコンのエアアウトレットで、ここはジェットエンジンのタービンを思わせるデザインになっている。助手席側のインパネはスパイラル調(バックライト付き)のインテリアトリムとなる。夜間にはアンビエントライトの設定により64色の照明色から照明の色を選ぶことが可能だ。
安全運転支援システムのインテリジェントドライブも進化。高度化されたステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーにより、周囲の交通状況をより的確に把握できるようになっているほか、それにより追尾機能付きオートクルーズであるアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックに自動再発進機能が付いた。また、アクティブステアリングアシストは、車線のカーブと先行車、斜線が不明瞭なときはガードレールなどを認識して、車間を維持しながらステアリング操作をアシストしてくれる。
メルセデス・ベンツ「EQC 400 MATIC」もちょっとだけ写真で見る
続いて2019年7月に日本へ導入されたメルセデス・ベンツ「EQC 400 4MATIC」。このクルマは日本におけるメルセデス・ベンツ初のEVであるが、すでに3年が経ち仕様変更も実施されている。EQシリーズは着々と市場に浸透していて、私見だがEVがまだどこか「特別なクルマ」と思っていると時代においていかれる感じがする。
EQC 400 4MATICは前後アクスルそれぞれに1つずつモーターを搭載。この2つのモーターの総合最高出力は300kW(408PS)、最大トルクは765Nmとなっている。搭載するバッテリは80kWhの高電圧リチウムイオンバッテリで、WLTCモードでは400kmの航続距離となる。充電環境は6.4kWhまでの交流普通充電と、50kWhまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応している。車体サイズは4770×1885×1625mm(全長×全幅×全高)で乗車定員は5名。右ハンドルのみ。2023年モデルの価格は991万円となっている。
また、EQC 400 4MATICも新車購入から5年間、もしくは10万kmのいずれか早い方まで、一般保証修理、定期整備(点検整備の作業工賃、交換部品)、24時間ツーリングサポートが無償で提供される保証プログラムの「EQケア」が適用されるほか、バッテリは8年間、または16万km以内の範囲内で残容量が70%に満たないと診断された場合(サービス工場の診断器出の計測値)の保証が付帯している。
2021年の変更では、これまで標準装備だった「クライメートコントロール(前席左右・後席独立調整)」と「エナジャイジングパッケージ」を、レザーエクスクルーシブパッケージに変更。同じく標準装備していた「ステンレスランニングボード」「プライバシーガラス」「ヘッドアップディスプレイ」をAMGラインにそれぞれオプション装備として追加。加えてガラススライディングルーフは単独オプションとして設定している。