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写真で見る ロータス初のバッテリEV「エレトレ」

2023年9月1日 発表

エレトレ S:2332万円

エレトレ R:2585万円

ロータス初となるオールエレクトリックハイパーSUV「エレトレ」

 ロータス(エルシーアイ)は9月1日、ブランド初となるオールエレクトリックハイパーSUV新型「エレトレ(ELETRE)」を日本で初披露した。日本に導入されるグレードは「S」と「R」の2モデルで、価格はSが2332万円、Rが2585万円。

 エレトレは前後にモーターを搭載した全輪駆動バッテリEV(電気自動車)モデルで、アルミとハイテンで剛性を高めた新しいモジュールプラットフォーム「EPA(Electric Premium Architecture)」を採用。両グレードともフロア下に800V、112kWhのリチウムイオンバッテリを搭載し、Sグレードは最高出力450kW(603HP)、最大トルク710Nmを発生。0-100km/h加速は4.5秒、最高速は258km/h、最大航続距離は600kmを誇る。

写真はRグレード
ホイールはフロントが9.0J×22インチ、リアが11.0J×22インチ。ほかに20インチ(Sグレードのみ)、23インチの設定もある(写真はフロントタイヤ)
Rグレードの装着タイヤはピレリ「P Zero CORSA」でサイズは前275/40R22、後315/35R22(写真はリアタイヤ)

 一方、フラグシップモデルとなるRグレードは、最高出力675kW(905HP)、最大トルク985Nmを発生。搭載するモーターはSグレードと同じだが、リアはRのみ2速設定となるほか、Sとは異なる出力特性も与えられ、0-100km/h加速は2.95秒、最高速は265km/hをマーク。ただし最大航続距離は490kmとなっている。

 ボディサイズは、5103×2231(ERMD:電動リバースミラーディスプレイは2135)×1636mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは3019mm、車両重量はSが2520kg、Rが2640kg。エクステリアはロータスが得意とする空力を活用したデザインを踏襲し、空気が通る穴(ベンチューリホール)を多数設けることで、ボディまわりを流れる空気を整流しつつ、走行安定性を向上。

エレトレ S
ボディサイズは5103×2231(ERMD:電動リバースミラーディスプレイは2135)×1636mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは3019mm

 フロントバンパー下部には自動的に空気抵抗と冷却効率を最適化するという「アクティブグリルシャッター」を搭載し、ドアハンドルもボディ格納タイプで空気抵抗低減に貢献。SUVシルエットながらCd(空気抵抗)値は0.26を達成している。また、テールゲートに格納されている「アクティブリアスポイラー」は、車速、加速度、ブレーキ、ドライブモードの設定に応じて自動的に3つのポジションに調整され、18度展開すると空気抵抗係数は最大1.8%減少し、ダウンフォースは最大60Kg増加、32度展開するとダウンフォースが112.5kgまで増加、最大の34度展開すると制動力を最大限にアシストするという。

ヘッドライト
ヘッドライト ウインカー作動時
テールランプ
テールランプ ウインカー作動時
Rグレードはリアの「LOTUS」の文字が黒
Sグレードはリアの「LOTUS」の文字が白

 インテリアは「デジタルコクピット」と「ロータスハイパーOS」を採用。中央には厚さ10mmで可倒式の15.1インチHD有機EL(OLED)タッチスクリーンを、ステアリングの奥には12.6インチのHD 有機EL(OLED)インストルメントクラスターと、連動する29インチのAR機能を搭載したHUD(ヘッドアップディスプレイ)を完備。助手席にも高解像度のタッチスクリーンがあり、メディア再生や音声コントロールコマンドに対応する。さらに、後席にも5人乗りは8インチ、4人乗りは9インチのHDタッチスクリーンが備わり、すべての乗員が快適なドライブを楽しめるようになっている。

 ADAS(先進運転支援システム)も、世界初となる4個の展開式LiDAR、6個のレーダー、7個のHDカメラ、12個の超音波センサーを含む、合計34個のセンサーを搭載し、毎秒500兆回の演算処理能力を持つDual NVIDIA Orin X Chipsが処理することで、常に360度を監視できるほか、ADASをいつも最新の状態にアップロードしてくれる。また、エレトレはすでにレベル4の自動運転にも対応する能力も備えている。

フロントバンパーサイドのベンチューリホール
フロントフェンダー後のベンチューリホール
Cピラーのベンチューリホール
リアフェンダーのベンチューリホール
ルーフウイングレットは左右が分かれている。中央は後方用LiDAR
バンパー下部には開閉式のアクティブグリルシャッターを完備
アクティブグリルシャッターが開いた状態。モーターやブレーキの冷却に活用される
床下はフルフラット
給電ポートは左側フロントに配置
Bピラーにあるロータスのエンブレム。ドアを開けないと見えない
サイドミラー(標準タイプ)
ERMD(電動リバースミラーディスプレイ)はオプション設定
視界向上だけでなく、風圧抵抗係数を最大1.5%低減する
ERMDの映像はドアのディスプレイに映し出される
前方用LiDAR(展開式)
側方用LiDAR(展開式)
後方用LiDAR
エレトレのインテリア
ステアリング
12.6インチのHD 有機EL(OLED)インストルメントクラスター
15.1インチHD有機EL(OLED)タッチスクリーン
助手席前のタッチスクリーン
シフトまわり、2つの丸は異径のドリンクホルダー、奥には置き充電も完備
肘置き下の収納。USB Type-Cポートを2つ備えている
KEF製リファレンスオーディオを採用
アクセルペダルはオルガンタイプ
天井のルームランプ
5人乗りの前席
5人乗りの後席
5人乗りはセンターコンソール後方に8インチのディスプレイが備わる
前席ドア
後席ドア
4人乗りの前席
4人乗りの後席
4人乗りの後席は肘置きに9インチのディスプレイが備わる
ラゲッジスペースの容量は688L
下段にはパンク修理キットなどを入れる収納スペースが備わる
後席は4:2:4の可倒式
後席をすべて倒すとラゲッジスペースは1532Lまで拡張
フロント(ボンネット下)の収納スペースは46L
ルーフは開放感のある大きな窓ガラス
レンジモード
ツアーモード
スポーツモード
インディビジュアルモード
トラックモード