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写真で見る ロータス初のバッテリEV「エレトレ」
2023年9月4日 08:15
- 2023年9月1日 発表
- エレトレ S:2332万円
- エレトレ R:2585万円
ロータス(エルシーアイ)は9月1日、ブランド初となるオールエレクトリックハイパーSUV新型「エレトレ(ELETRE)」を日本で初披露した。日本に導入されるグレードは「S」と「R」の2モデルで、価格はSが2332万円、Rが2585万円。
エレトレは前後にモーターを搭載した全輪駆動バッテリEV(電気自動車)モデルで、アルミとハイテンで剛性を高めた新しいモジュールプラットフォーム「EPA(Electric Premium Architecture)」を採用。両グレードともフロア下に800V、112kWhのリチウムイオンバッテリを搭載し、Sグレードは最高出力450kW(603HP)、最大トルク710Nmを発生。0-100km/h加速は4.5秒、最高速は258km/h、最大航続距離は600kmを誇る。
一方、フラグシップモデルとなるRグレードは、最高出力675kW(905HP)、最大トルク985Nmを発生。搭載するモーターはSグレードと同じだが、リアはRのみ2速設定となるほか、Sとは異なる出力特性も与えられ、0-100km/h加速は2.95秒、最高速は265km/hをマーク。ただし最大航続距離は490kmとなっている。
ボディサイズは、5103×2231(ERMD:電動リバースミラーディスプレイは2135)×1636mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは3019mm、車両重量はSが2520kg、Rが2640kg。エクステリアはロータスが得意とする空力を活用したデザインを踏襲し、空気が通る穴(ベンチューリホール)を多数設けることで、ボディまわりを流れる空気を整流しつつ、走行安定性を向上。
フロントバンパー下部には自動的に空気抵抗と冷却効率を最適化するという「アクティブグリルシャッター」を搭載し、ドアハンドルもボディ格納タイプで空気抵抗低減に貢献。SUVシルエットながらCd(空気抵抗)値は0.26を達成している。また、テールゲートに格納されている「アクティブリアスポイラー」は、車速、加速度、ブレーキ、ドライブモードの設定に応じて自動的に3つのポジションに調整され、18度展開すると空気抵抗係数は最大1.8%減少し、ダウンフォースは最大60Kg増加、32度展開するとダウンフォースが112.5kgまで増加、最大の34度展開すると制動力を最大限にアシストするという。
インテリアは「デジタルコクピット」と「ロータスハイパーOS」を採用。中央には厚さ10mmで可倒式の15.1インチHD有機EL(OLED)タッチスクリーンを、ステアリングの奥には12.6インチのHD 有機EL(OLED)インストルメントクラスターと、連動する29インチのAR機能を搭載したHUD(ヘッドアップディスプレイ)を完備。助手席にも高解像度のタッチスクリーンがあり、メディア再生や音声コントロールコマンドに対応する。さらに、後席にも5人乗りは8インチ、4人乗りは9インチのHDタッチスクリーンが備わり、すべての乗員が快適なドライブを楽しめるようになっている。
ADAS(先進運転支援システム)も、世界初となる4個の展開式LiDAR、6個のレーダー、7個のHDカメラ、12個の超音波センサーを含む、合計34個のセンサーを搭載し、毎秒500兆回の演算処理能力を持つDual NVIDIA Orin X Chipsが処理することで、常に360度を監視できるほか、ADASをいつも最新の状態にアップロードしてくれる。また、エレトレはすでにレベル4の自動運転にも対応する能力も備えている。