撮影車両は新型「フリード クロスター」の6人乗りモデル。ボディカラーはソニックグレー・パール 本田技研工業の「フリード」は、コンパクトサイズながら3列シートを備え、7人乗りを可能にするなど居住性と使い勝手のよさで人気のスモールミニバン。本記事では先代モデルの「フリード+」からモデルチェンジにより誕生した、新型「フリード クロスター」を紹介する。スペックなど詳細な情報は、6月に予定されている発表日に公開される予定だ。
なお、フリードの歴史や概要は別記事を参照していただきたい。
フリード クロスター
フリード クロスターは先代モデルのマイナーチェンジにより生まれたアウトドアテイストを加えたグレード。フリード、フリード+ともに設定されていたが、新型ではフリードを「フリード エアー」に、フリード+を「フリード クロスター」とすることにより、それぞれの個性をより引き立たせるラインアップとしている。
外観は力強さとモダンさの両立を目指したもの。角丸四角のモチーフを随所に配置するとともに、シルバー加飾や樹脂製のプロテクターを装着している。ボディサイズはフリード エアーより若干ワイドな4310×1720×1755mm(全長×全幅×全高)。これはフェンダー部に装着される樹脂製のアーチプロテクターによるもので、機能面ではフリード エアーと同等だ。
室内は3列シートで2+2+2の6人乗り、2列シートで2+3の5人乗りの2タイプを設定。3列シートモデルはフリード エアーと基本的に同等だが、2列シートモデルは先代のフリード+を継承。ラゲッジフロアを超低床とすることで大開口としたバックドア、2段収納を備えたラゲッジスペースなど、拡張性のある空間を備えている。また、車いす仕様車など福祉車両もフリード クロスターの5人乗りがベースになる。
パワートレーンや先進安全装備に関する情報は未公開。5人乗り、6人乗りともに2WD(FF)と4WDが設定される。ボディカラーは新色の「デザートベージュ・パール」など8色、内装色はブラック系のみとなる。
樹脂製のプロテクターや金属調の加飾の追加でフリード エアーと差別化。ヘアライン仕上げのルーフレールも装着 アルミホイールは専用デザイン。撮影車両のタイヤはフリード エアーと同じグッドイヤー「EfficientGrip Performance2」の185/65R15 シートカラーもブラック基調。オレンジのステッチがオシャレ 5人乗り(2WD/FF)のテールゲート。外観からは分かりにくいが、テールゲートを開けると開口部の最下部の高さ、バンパー部の形状が異なることが分かる。福祉車両が5人乗り(2WD/FF)ベースなのはこれが理由。4WDはリアデフがあるため低床にはできない フリード クロスター 純正アクセサリー装着車(5人乗りモデル)
新型フリード エアーおよびフリード クロスターには、ホンダアクセスにより純正アクセサリーが用意される。外観ではフリード エアー向けに「Superior Style(スーペリアスタイル)」、フリード クロスター向けに「Active-Tough Style(アクティブタフスタイル)」を設定。内装では便利で心地よい車内空間を実現するアイテムのほか、フリード クロスターの5人乗り向けには、ラゲッジルームの使い勝手をアップするアイテムや、アウトドアシーンで便利なアイテムなどを用意する。
撮影車両はフリード クロスターの5人乗り(2WD/FF)モデル。ボディカラーは新色のデザートベージュ・パール。アクティブタフスタイルの外観パーツが装着されている リアにはブラックエンブレム。前後のナンバーフレームもオプション 折りたたむことでウォークスルーも可能な折りたたみセンターテーブル フロントドア部には照明付きのサイドステップガーニッシュ トランクサイドボックス。下部は標準装備のユーティリティサイドパネル 2列目シートバックを前倒しすることでフラットなスペースに ユーティリティボードを取り外すことで1255mmの大開口部が出現。開口部の地上高も335mmと低い バックドア裏面には標準でユーティリティナットを用意。中央右下に付いているフックを装着することで軽い物を吊り下げ可能。バックドアの耐荷重は3kg フックを利用したテールゲートタープを用意。写真は片側だけだが左右後方の3枚装着可能