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写真で見る BMW「M3ツーリング」(BMW M Performanceアクセサリー装着車)
2024年5月5日 10:15
ビー・エム・ダブリューの「M」と言えば、シリーズを問わずハイパフォーマンスを誇るモデル。大別すると公道でのパフォーマンスを高めた「Mパフォーマンスモデル」と、サーキット走行をも視野に入れた「Mハイパフォーマンスモデル」に分けられる。今回紹介する「M3 コンペティション M xDrive ツーリング」は後者に属するモデルだ。
ボディタイプは“ツーリング”の名が示すようにステーションワゴン型。「3シリーズ」ツーリングの中ではもっとも価格が高く、もっともパフォーマンスに優れたモデルとなる。ボディサイズは4805×1905×1450mm(全長×全幅×全高)と「これが3?」と思えてしまう数値となっているが、もともとの3シリーズツーリングは4720×1825×1450mm(全長×全幅×全高)で、3ナンバーそこそこといったサイズ感。それをベースにファットなタイヤ(フロント275、リア285)を納めるためのブリスターフェンダー、前後の大型スカートなどを装着することで、大きく押し出しの強い、いわば「Mらしい」シルエットとしているわけだ。
エンジンは伝統の直列6気筒の3.0リッター「BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリン」を搭載。ターボチャージャーを2基搭載するツインターボ化などにより、最高出力375kW(510PS)/6250rpm、最大トルク650Nm/2750-5500rpmを発生。ドライブロジック付きの8速Mステップトロニック・オートマチック・トランスミッション、M専用4輪駆動システム「M xDrive」の組み合わせにより、1870kgの巨体をわずか3.6秒(ヨーロッパ仕様車値)で100km/hまで加速させる。WLTCモード燃費は9.8km/L。サスペンションはフロントがストラット、リアはマルチリンクとなる。
インテリアもMらしさ溢れる仕上がり。撮影車両はオプションの「フル・レザー・メリノシルバーストーン/ブラック|ブラック」を装着しており、ブラックをベースに明るいシルバーストーンを配したシックな装いに仕上げられている。ディテールに関しても「Mスポーツ・シート」をはじめ専用デザインのメーター、ドアシル、センターコンソールなど、タダものじゃない感がそこかしこに。
スポーツモデルらしい機能ばかりに目が行ってしまうが、先進安全装備に関してもハイレベル。3眼カメラによる安全機能・運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準装備することで、「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」「サイド・コリジョン・プロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)」などをはじめとした運転支援システムを実現。さらに高速道路での渋滞時などにステアリングを話して走行することが可能な「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」も採用する。
価格は1398万円。撮影車両は外装のカーボンパーツなど数多くのオプションが装着されており、それだけでなんと742万3372円。ボディカラーは「ブラック・サファイア(メタリック)」など16色に加えスペシャル・ペイントにも対応。インテリアカラーは16色、加えてトリムカラーも5色が設定されている。