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写真で見るメルセデス・ベンツ「Aクラス」
(2013/3/1 10:00)
メルセデス・ベンツ ブランドのエントリーカーがAクラス。初代、2代目は独特な“2階建てフロア”構造のボディ-
を持ったトールコンパクトワゴンだったが、今回紹介する3代目は一般的なボディー構造のコンパクトな2BOXカーへと大変革を遂げた。
ベースグレードとなる「A 180 BlueEFFICIENCY」のサイズは4290×1780×1435mm(全長×全幅×全高)となり、従来より405mm長くなり160mm低くなった。ワイド&ローのコンパクトカーとなったAクラスは、運転席に乗り込んでも従来のようにフロアが高いという印象はなく、足元の感覚も全く自然なものになっている。
スタイリングの面でも、今回のAクラスのAは「アグレッシブのA」とメルセデス・ベンツ自身が言うように、今までのおとなしい顔つきだったAクラスとは完全に決別。フロントマスクだけ見てもエントリークラスらしさは感じられず、獰猛でアグレッシブな顔つきとなっている。
新型AクラスのエクステリアデザインはSLS AMGを手がけたマーク・フェザーストーン氏によるもので、「獰猛で艶かしい野生動物を思い起こさせる」というデザインだとしている。
また、ワイド&ローのスタイルとなったこともあり、スポーツ性能を強調したグレードが用意される。1.6リッターエンジンを搭載するA 180シリーズには「A 180 BlueEFFICIENCY Sports」、2リッターエンジンを搭載するグレードは「A 250 SPORT」を登場させた。A 180 BlueEFFICIENCY Sportsは“スポーツ”と発音するが、「A 250 SPORT」は“シュポルト”と発音し、区別する。合計3タイプのうち、ベースグレード以外の2つに“sport”の文字がついていることも、新型Aクラスのキャラクターを表しているとも言えよう。
なお、パワートレーンはいずれのエンジンも直列4気筒DOHC直噴ターボとなり、7速のデュアルクラッチトランスミッションを搭載、前輪を駆動する。エンジンはいずれもアイドリングストップ機構を搭載し、BlueDIRECTテクノロジーの搭載により環境性能を向上、A 180のJC08モード燃費は15.9km/Lとなっている。
A 180 BlueEFFICIENCY Sports
A 180 BlueEFFICIENCYの前後バンパーなどを変更し、内外装で走りを強調したモデル。アクティブパーキングアシストの標準装備化のほか、メカニズムに大きな変更はないが、スポーツサスペンションとロゴ入りブレーキキャリパー、ドリルドブレーキローターを装備する。