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写真で見る フォルクスワーゲン「ゴルフ GTI(6速MT)」
(2016/1/1 00:00)
「ゴルフ GTI」は2013年から国内導入されているが、導入当初の変速機はDSGのみの設定だった。しかし、フォルクスワーゲン グループ ジャパンが2015年初頭にMT車の導入を発表し、期待されていたスポーツモデルの中心的存在である「ゴルフ GTI」にMT車が登場した。
同時に導入された「ポロ GTI」が、既存の7速DSGモデルと異なるエンジンの出力特性を持たせたのに対し、ゴルフ GTIではMT化するにあたって特にエンジン特性やサスペンション特性を変化させたということはなく、DSG車と同等。直列4気筒DOHC 2.0リッターターボエンジンは最高出力162kW(220PS)/4500-6200rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1500-4400rpmを発生する。
変速段数はDSGでは7速となるのに対し、MT車では6速となり、トランスミッションはフォルクスワーゲン製で3軸構造を持つものとなる。燃費はJC08モードでDSG車が15.9km/Lなのに対してMT車は16.0km/Lと、わずかながら改善されている。
なお、室内はDSG仕様のGTIに比べてMT化されている以外に大きな違いはない。GTIの伝統的なタータンチェックのシートに赤ステッチはそのまま。シフトレバーはMTのものとなっているが、パーキングブレーキはレバー式でなく他のゴルフシリーズと同様の電子スイッチ式を採用している。
ボディサイズは4275×1800×1450mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2635mm、重量はスライディングルーフなしで1390kg。価格はDSG車よりも10万円プライスダウンとなる389万円。