フォルクスワーゲン、「ポロ GTI」「ゴルフ GTI」「ゴルフ R」に6速MTモデルを導入

ゴルフ GTI

　フォルクスワーゲン グループ ジャパンは6月9日、「ポロ GTI」「ゴルフ GTI」「ゴルフ R」の3モデルに、6速MT（マニュアルトランスミッション）モデルを追加し、6月11日から受注を開始すると発表した。価格は、ポロ GTIが327万5000円、ゴルフ GTIが389万円、ゴルフ Rが539万円。

ポロ GTI

　ポロ GTIの6速MTモデルでは、MTモデルならではの走りを最大限引き出せるよう、既存の7速DSGモデルと異なるエンジンの出力特性を持たせた。最高出力は141kW（192PS）と7速DSGモデルと同じとしながら、ピークパワーは1100rpm低い、4300rpm-6200rpmのレンジとした。また、最大トルクは7速DSGの250Nmに対して、6速MTの許容範囲に合わせて320Nmとしている。

　また、サスペンションにはセンターコンソールにあるスイッチでショックアブソーバーのダンピング特性を「スポーツ」「ノーマル」に切り替えられる “Sport Select”シャシー付きスポーツパフォーマンスキットを標準装備した。

ゴルフ R

　ゴルフ GTIとゴルフ Rの6速MTモデルに関しては、6速DSGモデルと比べてエンジンやサスペンションに変更はない。

　ゴルフ Rでは、6速MTと6速DSGそれぞれのモデルに「トルネードレッド」「ライムストーングレーメタリック」の新色を追加し、全6色のボディーカラーを用意する。

　今回、6年ぶりにMTモデルの復活を決定したことについて、同社は「ドライバー自らがクルマを操る喜びや楽しみを感じたいという理由からMTモデルの復活を望むユーザーも多く、一人でも多くのユーザーに“ゴキゲン♪”なドライビングプレジャーをお届けするため」としている。