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ロータス、50kg以上軽量化したボディに350PS V6エンジン搭載の新型「エキシージ スポーツ 350」

レッドまたはイエローの新しいタータンインテリアを採用

2016年8月1日 発売

972万円~1022万7600円

 エルシーアイは8月1日、2シーターミッドシップスポーツ「エキシージ スポーツ 350」「エキシージ スポーツ 350 ロードスター」を発売した。価格は972万円~1022万7600円。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
エキシージ スポーツ 350V型6気筒DOHC 3.5リッタースーパーチャージャー6速MT2WD(MR)9,720,000円
6速AT10,227,600円
エキシージ スポーツ 350 ロードスター6速MT9,720,000円
6速AT10,227,600円
エキシージ スポーツ 350

 エキシージ スポーツ 350とエキシージ スポーツ 350 ロードスターは、従来モデルとなるエキシージ Sから最高出力258kW(350PS)/7000rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/4500rpmを発生するV型6気筒DOHC 3.5リッタースーパーチャージャーの2GR-FEエンジンを継承しつつ、エンジニアがエキシージ Sに使われているすべてのパーツを計量。バッテリーやエンジンマウント、エアコンパイプなどを軽量化し、シフトノブが露出したセンターコンソール、ルーバーを装着するテールゲートパネルなどを採用。さらに防音材の最適化など広範囲に渡る質量削減を推し進め、すでに軽量さで定評のあるエキシージ Sから、車両重量をエキシージ スポーツ 350で51kg、エキシージ スポーツ 350 ロードスターで61kg削減。「ロータスのデザイン哲学である『より軽く、より速く』を完璧に体現する1台」として磨き上げた。

 この効果により、0-100km/h加速は6速MT車で3.9秒、6速AT車で3.8秒を達成し、最高速もエキシージ スポーツ 350(6速MT車)で274km/hとしている。

さらなる軽量化により、ライトウェイトスポーツカーとしての魅力を磨き上げたエキシージ スポーツ 350。350PS/400NmのV型6気筒 3.5リッタースーパーチャージャーエンジンとの組み合わせにより、最高速はエキシージ スポーツ 350 6速MT車で274km/h、同6速AT車で261km/h。エキシージ スポーツ 350 ロードスターはMT/ATともに233km/hとしている
エキシージ Sで採用していたグラステールゲートからルーバー付きのテールゲートパネルに変更。重量軽減と重心低下に加え、エンジンルーム内の放熱性も高める
3.5リッター「2GR-FE」エンジンをリアミッドに搭載

 外観デザインでは、リアウィングとフロア下のフラット形状の組み合わせなどにより空力性能を追求。操作性を絶妙のバランスに仕上げ、160km/h走行時には42kgのダウンフォースを発生させる。また、サスペンションは硬めのダンパー設定とジオメトリーの改良によって反応性を高め、ロータスの本拠地であるヘセルのテストコースでエキシージ Sを2.5秒上まわる1分29秒8というラップタイムを計測。これは同テストコースでロータス史上初めて1分30秒を切る記録になるという。

ボディカラーはスタンダードペイントの「ソリッドレッド」「ソリッドイエロー」のほか、17万2000円高でメタリックペイント7色と専用シグネチャーペイントの「エキシージオレンジ」を用意する。車両重量は6速MTのエキシージ スポーツ 350が1125kg、同エキシージ スポーツ 350 ロードスターが1115kg。それぞれ6速AT車は5kg重くなる
タイヤサイズはフロントが205/45 ZR17、リアが265/35 ZR18。オプションの軽量鍛造アルミホイールを選択した場合は車両重量がさらに5kg軽くなる
リアバンパーの右下の車名ロゴを配置
空力性能を追求したリアウィング。マットブラックのほか、同額でボディ同色も選択できる

 内装では、軽量スポーツシートやドアパネルの表皮に、レッド、またはイエローの新しいトリムパックとなるタータンインテリアを採用。「キャビンに伝統的な風を吹きこむ」としている。このほか、インテリアトリムにはレザーやアルカンターラの表皮もオプション設定する。

シートやドアパネルの表皮には、イエローかレッドのタータン模様を設定
エンジンスタートはプッシュボタン式。ESP(Electronic Stability Program)は「ドライブ」「スポーツ」「レース」「OFF」の4モードから選択可能