【SUPER GT 第7戦タイ】予選。37号車「KeePer TOM'S LC500」平川亮/ニック・キャシディ組がポール獲得

乾いたところもあったが、部分的に水しぶきのあがるウェットコンディションでの予選となった

　タイのチャン・インターナショナル・サーキット開催されているSUPER GT第7戦「2017 AUTOBACS SUPER GT Round7 Chang SUPER GT RACE」。10月7日に行われた予選は、GT500は37号車「KeePer TOM'S LC500」（平川亮/ニック・キャシディ組、BS）が1分25秒011のトップタイムで、ポールポジションを獲得した。

　GT300のポールポジションは21号車「Hitotsuyama Audi R8 LMS」（リチャード・ライアン/柳田真孝組、DL）だった。

GT500のポールポジションを獲得した37号車「KeePer TOM'S LC500」（平川 亮/ニック・キャシディ組、BS）

GT300のポールポジションは21号車「Hitotsuyama Audi R8 LMS」（リチャード・ライアン/柳田真孝組、DL）

GT500、チェッカーラップで逆転ポール

　予選直前まで降り続いていたスコールの影響で、ウェット宣言が出され、各車ウェットタイヤを装着。GT500のQ1はGT300の後に行なわれたため、部分的にドライ路面も見えたが、それでも大部分がウェットコンディションであることは変わらず。Q1の後半になるとレコードライン付近は大半がドライ路面となったものの、一方でレコードラインを外すと即ウェットという難しい状況だった。

GT500クラスQ1

　そんななか、Q1は12号車「カルソニック IMPUL GT-R」の安田裕信選手が1分29秒538でQ1トップにつける。上位8番手までのうち7台がブリヂストンタイヤで、64号車「Epson Modulo NSX-GT」（ベルトラン・バゲット）のみダンロップタイヤで7番手に食い込んだ。

64号車「Epson Modulo NSX-GT」ベルトラン・バゲット/松浦孝亮

　Q1の上位8番手までで争われるQ2は、完全に雨が上がったタイミングでスタートした。1コーナー後のストレートでまだ水しぶきが見える状況だったが、大幅にタイムが短縮。終盤まで12号車「カルソニック IMPUL GT-R」のヤン・マーデンボロー選手が1分25秒060でリードしていたものの、チェッカーラップで37号車「KeePer TOM'S LC500」の平川亮選手が逆転。1分25秒011でポールポジションを獲得した。

GT500クラスQ2

予選2番手に入った12号車「カルソニック IMPUL GT-R」（安田裕信/ヤン・マーデンボロー組、BS）

3番手は17号車「KEIHIN NSX-GT」（塚越広大/小暮卓史組、BS）

ほぼウェットのGT300、21号車が強さを見せる

　GT300は最初のQ1、路面が完全に濡れた状態からスタートし、ウェットタイヤを装着した各車、ところどころで水しぶきを上げながら疾走する。しかし、目に見える水しぶきが徐々に少なくなるに従ってペースが上がり、1分39秒593で21号車「Hitotsuyama Audi R8 LMS」のリチャード・ライアン選手がQ1のトップタイムを奪った。

GT300クラスQ1

　Q2がスタートする直前から、弱いながらも再び雨が降り始め、難しいタイヤ選択を迫られる。多くがウェットタイヤでコースインしたが、一部はスリックタイヤで走り始めたものの、コースイン後にすぐさまピットに戻ってウェットタイヤにはきかえる場面も見られた。

GT300クラスQ2

　めまぐるしく変わるコース状況のなか、ポールポジションを獲得したのは、Q1に続いてトップタイムとなる1分38秒142を叩き出した21号車「Hitotsuyama Audi R8 LMS」の柳田真孝選手。

　これにより、2番手は51号車「JMS P.MU LMcorsa RC F GT3」（中山雄一/坪井翔組、BS）、3番手は55号車「ARTA BMW M6 GT3」（高木真一/S.ウォーキンショー組、BS）となった。

GT300、予選2番手の51号車JMS P.MU LMcorsa RC F GT3（中山雄一/坪井翔組、BS）

3番手に入った55号車ARTA BMW M6 GT3（高木真一/S.ウォーキンショー組、BS）

GT300の予選結果（上位6位まで）