京セラ、太陽電池モジュールを新型「プリウス」に供給 オプションの「ソーラーパネル付きムーンルーフ」に搭載 |
京セラは5月19日、トヨタ自動車が5月18日に発売した新型「プリウス」向けに太陽電池モジュールを供給すると発表した。
京セラが供給する太陽電池モジュールは、新型プリウスの上位グレード「G」のメーカーオプションである「ソーラーパネル付きムーンルーフ」に搭載される。ソーラーパネル付きムーンルーフを装備することで、太陽電池で発電した電力で車内の換気を行い車内温度の上昇を防ぐ機能「ソーラーベンチレーションシステム」が利用可能となる。
太陽電池モジュールの平均出力は56Wで、太陽電池セルの変換効率は16.5%。プラズマと反応性ガスによって表面に微細な凹凸をつける同社独自の技術「RIE(リアクティブ・イオン・エッチング)」により、出力や変換効率の向上を実現しているほか、見た目の美しさも特長だと言う。
また、耐熱・耐振動・耐衝撃などの項目で厳しい条件を設定した評価試験を実施し、新型プリウスに求められる品質基準を満たしたほか、専用ラインに専属生産技術担当者を配置し、徹底した管理体制の下で製造していると言う。
ソーラーパネル付きムーンルーフを装備した新型プリウス(市販車) |
(編集部:)
2009年 5月 19日