4月14日開通直前、新東名高速道路「NEOPASA駿河湾沼津」を公開 新東名で唯一海を見渡すことができるサービスエリア |
NEXCO中日本(中日本高速道路)は4月12日、新東名高速道路にて4月14日15時よりオープンするSA(サービスエリア)「NEOPASA(ネオパーサ)駿河湾沼津」を公開した。
NEOPASA駿河湾沼津は静岡県沼津市根古屋に位置し、東京方面からは新東名で最初のSAとなる。今回はその上下線両エリアが公開された。上り線は地中海の港町をイメージした外観。地上2階建ての商業施設と、3階部分には展望台も備え、高台から遙か遠方の駿河湾を一望できるのが特徴。
1階にはフードコートエリアのほか、コンビニ、土産物や地元の食材を扱ったショッピングエリア「ロコファーム」などを設置。2階はレストランエリアとなっており、女性がゆったりと過ごせることをコンセプトにしたプレミアムトイレも設置されている。
下り線エリアは、上り線よりもやや低い場所に位置し、こちらからも駿河湾が一望できる。1階建ての施設で、デザインコンセプトは眼下に広がる海をモチーフにしたと言う。特にフードコートは眼下に庭の緑と駿河湾を眺望可能な開放的なデザインとなっており、屋外には広いテラスも用意され、ゆっくりくつろぎながら景観を楽しむことができる。
そのほか、上下線ともシャワールームやコインランドリーなどの施設を利用可能な「ドライバーズ・スポット 天神屋」やドッグランなども備えている。
■上り線エリア
地中海の港町をイメージした外観 | 正面入り口 | 案内図。15の店舗が出店している |
エントランス | 1階フードコートには4店舗が出店 |
商品はまだ置かれていなかったが、農産物直売所も設置されていた | ロコファームでは「まぐろ解体ショー」も実施される | |
1階には「ドライバーズ・スポット 天神屋」も出店。軽食やお弁当などを販売するほか、シャワールームやコインランドリー、リフレッシュコーナーなどの利用も可能 | シャワールーム。利用料金は200円/10分 |
自由に利用可能な2階中央のテラス | 2階テラスからの眺望 |
2階にあるレストラン「ソラノテラス」。地元の食材を使った洋食メニューが中心。営業時間は10時~21時 | ソラノテラス側のテラス |
2階のカフェレストラン「Le Cafe de Gaspard et Lisa」。絵本のキャラクター「リサとガスパール」をモチーフとしたカフェ。キャラクターをあしらったデザートやキャラクターグッズも販売する。営業時間は10時~21時 |
2階に設置されたプレミアムトイレ入り口。特に女性を意識した作りとなっている | 女性用トイレのパウダールーム | 鏡も凝ったデザイン |
男性用トイレもシックなデザインでまとめられている |
展望台の外観。展望台は3階に位置し、2階のテラスから上がることができる | 展望台 | 展望台からの眺め。このSAでもっとも高い場所からの景観だ |
小型車駐車場。駐車スペースは98台 | 電気自動車の充電スペースも備える |
上り線から下り線のSAを望む。上り線側は下り線よりも少し高い位置にある | 休憩スペース。公園のような作りだ |
本線への案内看板 | 大型車駐車場への案内版 | 大型車駐車場。駐車スペースは75台 |
■下り線エリア
NEOPASA駿河湾沼津(下り線)。海をモチーフにしたデザインという | 館内の案内図 | |
中央エントランス。砂浜と波をイメージしている。写真左側はショッピングコーナー「ロコマルシェ」 | フードコートは海が一望できる開放的なデザイン |
フードコートの外は「オーシャンビューテラス」として解放されている | テラスからの眺め |
レストラン「しおや」。牛タン専門店。24時間営業 | 「特上しおや定食」(1980円) |
小型車用駐車場。駐車スペースは98台 | 電気自動車(EV)の充電スペースとITSスポット | 大型車用駐車場。駐車スペースは76台 |
屋外には子供用の遊具やドッグランも |
■完全無人運用される「長泉沼津料金所」
完全無人運用される料金所「長泉沼津料金所」も公開された。
長泉沼津料金所は、東京方面からは新東名高速道路で最初の料金所。完全無人運用を前提に設計されており、常駐の係員は存在しない。ETC以外での料金支払いは、コインパーキングのように現金自動支払機が設置され、そこで料金を支払うことになる。ETCカードの期限切れなどトラブル発生時は基本的に統括料金所からの遠隔対応となり、料金などは後日請求という形式になると言う。
長泉沼津料金所 | 現金用支払い端末 |
現金用支払い端末には、カメラとディスプレイが設置されており、トラブル時などに係員と連絡を取ることができる | 現金用の端末が無いETC専用レーンはすっきりとした印象 |
(清宮信志)
2012年 4月 13日