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ポルシェ、「911ターボ」「911ターボS」の予約受付を開始
911ターボは520PS、ターボSは560PSの水平対向6気筒3.8リッターターボエンジン搭載
(2013/5/7 20:29)
ポルシェ ジャパンは、新型「911ターボ」「911ターボS」の予約受付を5月14日から開始する。いずれもデュアルクラッチトランスミッションの7速PDK仕様で、価格は911ターボが2030万円、911ターボSが2446万円。ともにステアリング位置は左右から選べる。
新型911ターボはシリーズ中もっともワイドなリアボディーパネルを備え、ボディーサイズは4506×1880×1296mm(全長×全幅×全高)と911カレラ4モデルよりも28mmワイド化した。
また、従来モデルから100mm延長したホイールベースと20インチの大径ホイールを特徴とする新設計のシャシーを採用し、ロール抑制システムのPDCC(ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム)を設定。911ターボSはPDCCに加え、スポーツクロノパッケージとダイナミックエンジンマウント、PCCB(ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ)を標準装備する。
パワートレーンはダイレクト・フューエル・インジェクションを採用した水平対向6気筒3.8リッターターボエンジンに7速PDKを組み合わせ、911ターボは最高出力383kW(520PS)/6000-6500rpm、最大トルク660Nm/1950-5000rpm、911ターボSは412kW(560PS)/6500-6750rpm、700Nm/2100-4250rpmを発生する。
スポーツクロノパッケージ(911ターボSには標準装備)装着車はオーバーブースト機能が備わり、スポーツモードスイッチもしくはスポーツ・プラス・スイッチを操作してからフルスロットルで加速すると、低回転域と中回転域の最大ブースト圧が約0.15bar引き上げられ、トルクが瞬間的に50Nm増大する。この際の最大トルクは911ターボが710Nm、911ターボSが750Nmまで高まる。
また電子制御のマルチプレートクラッチを備える新開発の4WDシステム「PTM」を採用し、911ターボは最高速315km/h、0-100km/h加速3.4秒、911ターボSは最高速318km/h、0-100km/h加速3.1秒とした。
一方でオートスタート/ストップ機能を911ターボに初採用し、燃料消費量を最大16%低減。いずれのモデルも新ヨーロッパ走行サイクルのNEDC表記で9.7リッター/100kmとしている。
エクステリアでは、各モデルに多段式の可変フロントスポイラーと可変リアウイングを組み合わせたアクティブ・エアロダイナミクスシステムを採用。フロントスポイラーとリアウイングは角度が3段階に変化し、展開や格納を同時に行う。このシステムにより、非装着車と比べニュルブルクリンク北コースのラップライムは最大2秒短縮したと言う。