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ANA、羽生結弦選手も参加した“10年振り10代目のCA制服”発表会
オバマ大統領夫人の衣装なども手がけるプラバル・グルン氏がデザイン
(2014/4/25 17:49)
ANA(全日本空輸)は4月24日、客室乗務員制服としては10年振り10代目となる新制服などを発表した。デザインを手がけたのはデザイナーのプラバル・グルン氏。同社の制服デザインを外国人が手がけるのは今回が初めて。
客室乗務員(CA)をはじめ、地上旅客スタッフ、ラウンジスタッフなどの制服を統一コンセプトで新たにデザイン。「世界に挑戦し、変化し続けるANAブランド」というコンセプトイメージで統一しながら、それぞれのシーンで個性が出るようにデザインがされている。特徴的なのは袖や背中に施された「ブルーライン」。ANAを象徴する青いラインをあしらうことで、どこから見てもANAのスタッフであることが分かるという意図でデザインされた。作業性を重視して女性用の制服にパンツを採用する会社もあるが「女性らしいエレガントさを強調したかった」ということであくまでスカートにこだわったそうだ。
発表会の冒頭で挨拶をした全日本空輸 取締役会長 伊東信一郎氏は「今回の制服には、日本の航空会社として真のグローバルエアラインになっていくという思いを込めた」「グルン氏は依頼に対して真摯に答えてくれ、世界の息吹を感じさせる素晴らしいセンスでデザインをしてくれた。新制服とともに、さらに活気のあるANAを創っていきたい」と新制服に対する思いを語った。プラバル・グルン氏はニューヨークで活躍しているデザイナーで、オバマ大統領夫人の衣装なども手がけたグルン氏が航空会社の制服デザインを行ったのは今回が初めて。
また、会場にはソチオリンピック金メダリストの羽生結弦選手も登場。普段からよくANAに乗っているという羽生選手は、新制服について聞かれると「印象がすごく変わりました。どのジャケットにもブルーのラインがあり、ひと目見ただけで忘れないデザイン。今までとはまた違う、エレガントで上品な感じがします」とコメント。
衣装に対するこだわりは羽生選手も強く「試合によって飾り付けも変わります。衣装を着ることで“本番だ、頑張ろう”という気持ちになってきます。衣装では、とにかく表現したいことを衣装でも表せるものを作って頂いています」とも述べ、最後に「僕自身も世界に挑戦しています。スタイルは変わりませんが変化し続けるところは共通です」とにこやかに語っていた。