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2014年F1日本GP優勝のハミルトン選手らの手形が鈴鹿市の白子駅西口に登場
鈴鹿市のモータースポーツ都市宣言を象徴するランドマーク披露
(2015/9/24 19:19)
- 2015年9月24日開催
2014年のF1日本グランプリで表彰台を獲得した、ルイス・ハミルトン選手、ニコ・ロズベルグ選手、セバスチャン・ベッテル選手。この3名の手形をはめ込んだ碑が鈴鹿市の玄関口となる白子駅の西口に設立され、9月24日にその除幕式が行われた。
鈴鹿サーキットの地元となる鈴鹿市と鈴鹿商工会議所が行った除幕式では、同市が2004年に宣言した”モータースポーツ都市宣言"を象徴するランドマークとして、3選手の手形の碑とともに、これまで鈴鹿で行われた日本GP優勝者の名前を刻んだ碑や地元の飯野高校の高校生のデザインによるモニュメントが公開された。
今回の除幕式にはハミルトン選手、ロズベルグ選手、ベッテル選手の3選手のほか、ベッテル選手のチームメイトになるキミ・ライコネン選手、さらには地元レースとなるマクラーレン・ホンダのドライバーということで、フェルナンド・アロンソ選手とジェンソン・バトン選手も呼ばれており、6人のドライバーに加えて、鈴鹿市の末松則子市長、鈴鹿商工会議所の山本忠之会頭も参加して行われた。
除幕式に参加した鈴鹿商工会議所 山本会頭によると、今回のモニュメントは第1弾で、今後新名神高速道路の鈴鹿PA(パーキングエリア)に第2弾が建設される予定という。
鈴鹿市の玄関口になる近鉄白子駅の西口に2つの碑とモニュメントが設置される
今回の碑とモニュメントが設置された場所は、鈴鹿市の玄関口となる近鉄白子駅の西口になる。鈴鹿には近鉄と伊勢鉄道という鉄道が通っているが、より鈴鹿市の玄関口にふさわしい規模になるのは近鉄の白子駅なのだ。鈴鹿駅の周辺には商店などはほとんどないが、白子駅には商店街があるという意味でも、地元の人たちにとっては白子駅こそが玄関口という意識があるようだ。今回の碑が設置されているのは、白子駅を降りて、西口のロータリーに降りる階段を降りきったところになる。このため、今週末に鈴鹿サーキットを訪れる多くのファンにとっては、F1を見に来るために白子駅に降り立つと、この碑とモニュメントが迎えてくれる形となる。
あいにくの雨により、テントの中で挨拶に立った山本忠之会頭は「鈴鹿市はモータースポーツ都市宣言をしている縁があって、ル・マン24時間レースのル・マン市を鈴鹿市長と訪問する機会があった。その時に『ル・マンには歴代の優勝者などを称える碑や手形などを保存している』と聞いて、鈴鹿でも同じようなことはできないかと相談してきた。その後、鈴鹿市、モビリティランドなどと協力して取り組んできたが、今回それが形になった。今後新名神高速道路に第2弾となるエリアを作っていきたい」と述べ、今回の白子駅の碑とモニュメントは第1弾であり、今後第2弾を計画しているとした。鈴鹿商工会議所によれば、第2弾は現在建設中の新名神高速道路の鈴鹿PA内に設置される予定で、除幕式は2019年の日本GP(鈴鹿PAは2019年の3月までに開通予定)のタイムングで行われる予定だという。
また、同じく挨拶に立った鈴鹿市長の末松則子氏は「鈴鹿市は平成16年 (2004年)にモータースポーツ都市宣言を行い、その街に相応しい都市を目指してきた。2008年には鈴鹿F1を官民一体で盛り上げる協議会を作り、官民を挙げてお客様をおもてなししていきたいと考えている。週末には素晴らしいお天気であることを願っている」と述べ、鈴鹿市としても鈴鹿サーキットを全面バックアップし、今週末の日本GPを訪れるファンに対して様々なおもてなしを提供していきたいとした。
今回の碑は2つあり、1つは歴代の日本GPの優勝者や優勝車を記録したもの、もう1つが2014年の日本GPで表彰台に上った3選手の手形、さらには地元飯野高校の高校生がデザインしたモニュメントということになる。このため、除幕式にはハミルトン選手、ロズベルグ選手、ベッテル選手が呼ばれ、さらにベッテル選手のチームメイトとなるライコネン選手、地元レースとなるマクラーレン・ホンダの2名、アロンソ選手とバトン選手も呼ばれており、いずれも除幕式に参加した。
また、ライコネン選手、アロンソ選手、バトン選手という3名のワールドチャンピオンには、今後の拡張に備えて、手形の取得も同時に行われた。
F1日本GPは、9月25日から三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開幕する予定だ。9月25日は2回のフリー走行(10時~11時30分と14時~15時30分)が行われ、明後日の土曜日(9月26日)に予選、日曜日(9月27日)に決勝レースが行われる予定だ。