まるも亜希子の「寄り道日和」
ノイインテレッセのショールームにおじゃましました
2021年8月26日 00:00
見るからにデザインがすてきなものが多く、織戸学さんや松田秀士さんをはじめ、レーシングドライバーたちがアンバサダーになっていて、過酷な状況でもスマートに使える本物志向の素材や製法にこだわっている印象が強い、「Neu interesse(ノイインテレッセ)」というブランド。クルマ好きでファッション感度の高い皆さんなら、バッグやお財布などのグッズを目にしたことがあるのではないでしょうか?
そんなブランドを手がけるモルフォのオフィスに、ご縁があっておじゃまする機会をいただきました。社名となっている「モルフォ」は、中南米の熱帯雨林に生息する美しい蝶類で、その多くにギリシャ神話に出てくる人物の名が付けられていることからも、古より人々を魅了し続けてきたことがうかがえます。モルフォ蝶のように、「一生愛せる本質的価値のあるものづくり」を会社の基本理念としているとのことでした。
オフィス上階にあるショールームに案内していただいて、まずはその世界観に感動。そして1つ1つ、製品のコンセプトやこだわりをレクチャーしていただき、今まで知らなかった秘密がこんなにもあるなんて、と驚きました。
特に驚いたのは、ひと目見ただけで、オシャレで上質でしっかりとした製品だなと手に取ったバッグが、実は廃棄されたクルマからリサイクルされたエアバッグを使った製品だったんです。また、タイヤのゴム層の中に織り込まれ、タイヤが受ける衝撃や荷重、充電空気圧に耐える役割を持つという超強力ナイロン系を使用したバッグもあり、そちらもとてもファッショナブル。もともとバッグ用に開発された素材ではないため、製品化には高い技術が必要とのことですが、その代わり撥水性も高く、汚れや衝撃にも強いということで、ゲリラ豪雨なども多い近年ではビジネスシーンでも重宝されそうだなと思いました。
そして、よくよく聞くとクルマとの関連があるファッションアイテムが、まだまだたくさんあるんです。ステアリングやシフトノブに採用されている、イタリア・キオリーノ製のカーボンハイブリッドレザーを使った「Nachat(ナハト)」シリーズ。そこに撥水性や耐久性を加えた「Schatten(シャッテン)」シリーズ。さらに、ノイインテレッセのハイエンドラインとなる「Indigenous N(インディジェナス・エヌ)」では、クルマのシート用として国内でなめされたエンジニアリングレザーが使われていて、特殊なウレタンコーティングと仕上げ方法で過酷な状況下での耐久性を満たしつつ、柔らかく心地よい肌触りも実現しているとのこと。身につけるグッズにも、クルマと同じ素材が使われていると思うと、クルマ好きなら心くすぐられますよね。
しかもそれが、ちょっと環境のためになったり、自動車業界を応援することにもなったりするなら、すごくうれしい! 今度の夫の誕生日やクリスマスには、こうしたグッズをプレゼントしたいなと今から目移りしています。お世話になった方へのお礼などにも、見た目はいかにもクルマって感じではないので普通にプレゼントしても喜ばれそうだし、もしクルマ好きな方だったらなおのこと、素材などの秘密を知ったら気に入ってくれそうだなと思いました。公式オンラインショップもありますが、百貨店やららぽーとなど、全国のショップで取り扱いがあるとのことなので、ぜひ実際に手にとってチェックしてみてほしいです。