まるも亜希子の「寄り道日和」
助手席で見てもらいたい首都高からの景色
2021年8月5日 00:00
笑顔と涙があふれて、メダルラッシュの東京オリンピックも残すところ4日ほどですね。コロナ禍での開催ということで、行動制限されてしまった外国人選手や関係者が、選手村などからSNSに投稿する日本レポートが面白くて話題になっていますが、本当なら、もっともっとたくさんの日本人と触れ合って、日本にしかない風景を世界中の人に知ってもらいたかったなぁと、それだけが残念なところです。
皆さんもきっと、地元や好きな場所の「ココを見てほしかった」という気持ち、ありますよね。私ももちろん、たくさんあるんですが、もしかしたら選手たちが会場への移動で通過するかもしれない首都高から見える景色だけでも、けっこうオススメのスポットがあるので、ここでご紹介したいと思います。
千葉県船橋市で育った私にとって、いちばんなじみ深くて大好きな首都高のルートといえば、やっぱり湾岸線。千鳥町ICから横浜方面へ向かうと、程なく左手に見えてくるのが、そう、東京ディズニーランドですね~。昔はもっと、シンデレラ城やビッグサンダーマウンテンの噴火が近く感じられたんですが、最近はホテルの優雅な壁面が間近に迫り、タイミングが合えば、かわいらしいミッキーのモノレールが通過するのも見られます。現在はお休み中のことが多いですが、夜20時くらいに通過すると、ちょうど花火があがってラッキー! とテンションがあがる区間です。
そして、間もなく葛西臨海公園の観覧車、有明清掃工場の煙突。この時計の読み方を知っている人はツウですよね(笑)。続いて、お台場の観覧車やフジテレビ本社ビルも昼夜問わず、何度見てもきれいだな、すごいなと感じる景色です。
ここからさらに、川崎の工場地帯は映画のロケ地に紛れ込んだ気分にさせてくれるし、横浜みなとみらいのホテル群も心躍る絶景です。でも数年前にイタリアから友人が遊びにきた時に、一緒に首都高をドライブしたら、外国人の視点で見るともっともっと別の「ワンダフル東京スポット」があったんです!
その1つがまず、山手トンネルを抜けて横浜方面へ合流する時に左手に見える、新幹線の車両基地。朝や夜だと、ズラリと新幹線が並んで休んでいる光景が外国人の心をグッとつかんだようです。さらに、湾岸線の羽田空港あたりでは、運がよければ高速道路の真上をゆっくりと横切るように通過する飛行機に遭遇するのですが、これにも大興奮していました。
そして極め付けは、レインボーブリッジからの360度パノラマと、環状線のビルの境目から見える東京タワー。もちろん、6号線からの東京スカイツリーもパシャパシャと写真をたくさん撮っていて、首都高をドライブしただけでも「東京スゴい!楽しい!」と大満足してくれた友人でした。
いつかこのコロナ禍が収束したら、またたくさんの外国人の方々に、こんな東京の景色を楽しんでもらえたらいいですよね。その日までに、もっとたくさんのワンダフル東京スポットを見つけてストックしておきたいと思います。