まるも亜希子の「寄り道日和」
女性だけで行くランボルギーニのツーリングイベントに初参加
2023年3月30日 00:00
2023年は創業60周年にあたるランボルギーニ。猛牛をエンブレムに持ち、カウンタックやウラカンなど迫力あるスーパーカーを生み出してきただけに、なんとなく男性的なイメージが強いかもしれないですが、実はとっても女性フレンドリーなブランドなんです。
というのも、ランボルギーニは早くから「女性のパワー」に注目して、世界中のさまざまな分野で活躍する女性を応援するプロジェクトを開始。各国で女性たちを集めて意見交換会を行なったり、2019年にはスーパーカーブランドとして初めて、イタリアのランボルギーニ本社やイモラサーキットで女性だけのためのイベント「Lamborghini FAB EVENT in Italy」を開催しています。
この「FAB」とは「Female Advisory Board」の頭文字。会社経営者や金融機関の取締役、デザイナーやプロデューサーといった、世界で輝く女性たちが参加する女性応援プロジェクトとなっています。そして、そうしたランボルギーニ本社の意向に呼応するように、日本で恒例となっているのが3月8日の国際女性デーに行なわれる、ランボルギーニのツーリングイベント。イタリアでは「ミモザの日」として、女性に感謝を込めてミモザの花を贈るのが慣例となっているそう。春のひだまりのようなイエローが温かくも華やかなミモザは、愛と幸福の象徴でもあるというから、贈られたら嬉しいものですね。
そんなランボルギーニのツーリングイベントに、今年初めて参加させていただきました。東京・六本木にあるランボルギーニ・ワールドの拠点となっているLOUNGEに集合したら、軽いレクチャーのあと、すぐ近くの神社へ移動。すると、鳥居の前に最新ランボルギーニたちがズラリ並ぶ、圧巻の光景が広がっていました。一緒に参加した女性たちと、笑顔でパチリ。すでにワクワクしちゃいますね。ここから横浜往復というプチツーリングですが、そのエスコート役をしてくれるのがウルス・ペルフォルマンテだというだけで、テンションがあがります。
相棒はいつもの吉田由美さん。由美さんは、イタリアで開催されたFABにも日本からただ一人、参加している女性なので、ランボルギーニのドライブはお手のもの。ペルフォルマンテが従来のウルスと違うのは、ダートトラック用の「RALLYモード」が追加されたことが1つ。最高出力が666HPにアップしつつ、47kgの軽量化を達成しているので、ハンドリングも乗り味も、ものすごい剛性感がある中にも軽やかさを感じさせる部分があって、とても乗りやすいスーパーSUVだなと感じました。
横浜に到着すると、ランボルギーニ流のおもてなしにあふれた夢のようなティータイム。春らしくイチゴをふんだんに使い、旬の素材を合わせた数々のアンティパストが目にも鮮やかで、見ているだけでも楽しい気分にさせてくれます。もちろん、お味の方も一流で、中にはイチゴとヤリイカのジュレのようなものとか、意外な組み合わせのものまですごく美味しくてビックリ。たっぷりと英気を養って、再び東京へとウルス・ペルフォルマンテを走らせました。
見た目は迫力満点で、走りはかなり刺激的。でも乗っているうちに安心感と充足感が満ちてくる、この感じがランボルギーニならではです。2023年は60周年という記念すべき年であるとともに、初のプラグインハイブリッドである新型のV12スーパースポーツカーの発売が予定されているランボルギーニに、もっともっと注目していきたいと思っています。