まるも亜希子の「寄り道日和」
リニューアルした小坂田公園へ
2023年8月31日 00:00
4年ぶりに開催された、長野県の諏訪湖花火大会。これを鑑賞するのがわが家の夏の恒例行事だったので、今年はようやく戻ってきた!と感慨深いものがありました。妹ファミリーも含めて3家族、合計12人と犬1匹が、父が暮らしている狭い家でごったがえし(笑)、合宿状態。朝食はテーブルが4人しか座れないため、入れ替わり制で3部構成になり、みんなの卵焼きを焼いたり、おみそ汁を作ったり、忙しくおさんどんしてくれた父に感謝です。
さて、花火は素晴らしかったのですが、昼間に久々に遊びに行った塩尻市の小坂田公園がめっちゃ楽しさパワーアップしていて、驚きました。聞けば、2023年4月にリニューアルオープンしたばかりとのこと。ここは、緑豊かなアップダウンのあるコースで、子どもでも乗れるゴーカートがあるのでちょくちょく遊びに行っていたんです。レールの上を走るのではなく、自分の感覚で走れるゴーカート。身長130cm以上なら一人で運転できるし、ちょっと身長が足りなくても、保護者の抱っこで座ればハンドル操作ができるので、今回は6歳のおいっ子も大はしゃぎで運転を楽しんでいました。こういう楽しさが、将来のレーサーを育成する最初の一歩になってくれるのではと期待しちゃいます。
そして、娘とおいっ子が汗びっしょりになって夢中で遊んでいたのが、新たに設置されていた子ども広場です。ターザンロープに飛びのって、ロープをつかみながら空中散歩をするのは、大人がやっても気分爽快。何度でもやりたくなっちゃいますよね。さらに小坂田公園ならではの遊具が、12歳までの子どもが靴を脱ぎ、ぴょんぴょんと飛び跳ねて遊ぶことができる「ぶどうの実ドーム」。このあたりの名産でもある、ぶどう色をした大きなドームと小さなドームが連なっておかれていて、まずはてっぺんまで駆け上がり、そこで思いっきりジャンプジャンプ。お尻をついてすべり台のように下まですべるのも楽しそうです。長野とはいえ、昼間は外気温30度を超える暑い日でしたが、麦茶を飲み飲み、エンドレスで遊んでいた子どもたちでした。
このほかウオーキングコースやバーベキュー場、サッカーコートなどもある小坂田公園。室内の子どもアスレチック場が来年春にオープン予定だそうで、それなら真冬でも遊べそうなので今から楽しみです。
そしてそして、7月8日にオープンしたばかりだったのが、この小坂田公園内にある「小坂田マルシェ790」。地元の農産物やグルメ、お土産やワインなどいろんなものがそろっている、オシャレな市場という楽しげな雰囲気で、奥には地場産物を活用したメニューのレストランカフェもあるんです。私たちは犬連れだったのですが、テラス席はペットもOKということで、みんなでランチをいただくことができました。私は迷ったあげく、豚のしょうが焼き定食をオーダー。この日は台風が近づいていた影響で、空にはおどろおどろしいグレーの雲が……という、あまりすがすがしい感じではなかったのですが、雄大な自然を眺めながらいただくランチは格別。今度はもっと、お天気がスカッとした日に来たいなぁ。
さて、小坂田公園を満喫して諏訪へ帰ろうかなと思った矢先に、右手に見えた「サンサンワイナリー」という瀟洒な建物にビビっときまして。立ち寄ってみたら、駐車場からの絶景にしばしうっとり! 少し傾斜のついた開けた大地がぶどう畑になっていて、なんかもう、信州のブルゴーニュ!? という雰囲気なのです。お店のスタッフの方にお話を聞くと、もともとは荒れ果てた遊休耕地をなんとかしたいという思いで、2011年にぶどうの樹を植栽し、2015年にワイナリーとショップ&レストランを竣工。その秋に初めてエステートワイン(自園原料100%)の仕込みを開始して、お客さまに提供しはじめたのは2016年という、まだ新しいワイナリーとのこと。
でも、私は運転手なのでNGでしたが、妹たちは無料でワインの試飲をして、あまりのおいしさに目が輝いているではないですか。なので、私も白と赤とロゼを1本ずつ購入して帰り、花火を鑑賞しながらいただきました。冷やした白は、スッと喉ごしがさわやかでほのかに甘く、とってもおいしい! ごくごく飲めてしまいます(笑)。これはリピートしたいと思いました。塩尻ではいつも五一ワイン一択だったんですが、お気に入りが増えてうれしい限りです。
いろいろと新たな発見があった、この夏の諏訪旅。父に聞けば、もうすでに風は秋色だそうで、短い夏を満喫させてもらって幸せでした。