フランクフルトショー 2017

【フランクフルトショー 2017】ちょっと写真で見るアウディ新型「RS 4 アバント」

2017年9月12日(現地時間)発表

アウディブースに展示されている新型「RS 4 アバント」

 別記事で紹介しているとおり、独アウディAGの子会社であるAudi Sport(アウディ・スポーツ)はフランクフルトモーターショーで新型「RS 4 アバント」を世界初公開した。RS 4 アバントとしては第4世代となる今回のモデルは、現在日本でも発売されているRS 4 アバント(第3世代)の後継となるステーションワゴンで、デザインや内装が刷新されるとともに、V型6気筒 2.9リッターツインターボエンジンを搭載。0-100km/h加速4.1秒という性能を実現している。

 その新型RS 4 アバントがフランクフルトモーターショーのアウディブースに展示されていたので、写真で紹介していく。

さらにスポーティさを増した新型RS 4 アバントの内装と外装、性能も強化

 新型RS 4 アバントの特徴はなんといってもエンジン。これまで搭載していた最高出力331kW(450PS)/8250rpm、最大トルク430Nm(43.8kgm)/4000-6000rpm(数値は日本仕様)を発生するV型8気筒DOHC 4.2リッターエンジンから、今回新たに最高出力331kW(450HP)、最大トルク600Nm/1900-5000rpmを発生するV型6気筒 2.9リッターツインターボエンジンにスイッチ。0-100km/h加速は4.1秒、最高速は250km/hとなっており、オプションのRSダイナミック・パッケージを選択することで280km/hまで引き上げることができる。

2.9 TFSI V6ツインターボエンジン

 また、内外装はよりスポーティさを増し、フロントにはRS特有のハニカムパターンを備えた大胆なエアインテーク、幅広くフラットなシングルフレームグリルを採用しており、よりハイパフォーマンスカーらしいイメージを演出している。さらにフロントリップにはアウディの4WD車を意味する「quattro」のロゴが入っており、新型RS 4 アバントが4WD車であることが分かる。トランスミッションには8速ATのティプトロニックを採用する。

 このほか、RSスポーツサスペンションが標準設定され、スポーツサスペンションを搭載するA4のベースモデルよりも車高が7mm低くなるとともに、オプションでRSスポーツサスペンションプラス、セラミックブレーキ、RS専用のダイナミックステアリングを選ぶことも可能。

 内装もスポーツ度が増しており、コクピットまわりはブラックで統一されているが、オプションでハニカム柄のシートも選ぶことができる。メーターパネルもデジタル表示で、レーシングカーをイメージした表示になっている。ラゲッジスペースもかなり余裕がある作りになっており、テールゲートは電動式だ。

新型RS 4 アバントは、欧州では今秋から注文受付を開始し、ドイツや他のヨーロッパ諸国では2018年初頭から販売。ベースプライスは7万9800ユーロ
車両重量は先代比で80kg軽い1790kgとした
前後とも20インチアルミホイールを装着。タイヤはハンコック「ventus S1 evo 2」(275/30 R20)
サンルーフ
アンテナ
後部のカメラ
リアまわり。エキゾーストエンドはオーバルタイプの左右2本出し
インテリアはブラックでまとめられ、スポーツシート、フラットボトムの革巻きマルチファンクションスポーツステアリング、シフトゲート、ドアシルトリムにはRSのエンブレムが装着される。また、アウディバーチャルコクピットやヘッドアップディスプレイも専用のデザイン&機能が採用され、ディスプレイにGフォース、タイヤ空気圧、トルク値などを表示させることができる
ペダルまわり
車載情報システム
センターコンソール
ルーフ操作部
運転席調整ボタン
助手席まわり
後部座席まわり
ラゲッジスペースはカバーがハッチに連動して閉まる
ラゲッジスペース

笠原一輝