東京モーターショー2017
【東京モーターショー2017】三菱ふそう、電気トラックの新ブランド「E-FUSO」を発表し電気商用車のトップランナーを目指す
航続距離350km大型電気トラックE-FUSO「Vision ONE」を発表
2017年10月26日 11:30
- 2017年10月25日 開幕
- 2017年10月27日 プレビューデー
- 2017年10月28日~11月5日 一般公開日
10月25日、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で「第45回東京モーターショー2017」が開幕した。三菱ふそうのブースでは、電気トラックの新ブランド「E-FUSO」を発表し、同時に車両総重量23.26トン、最大積載量11.11トン、航続距離350kmの大型電気トラックのコンセプトモデルE-FUSO「Vision ONE」を発表した。
三菱ふそうのブースは商用車ブースが集まる東1ホールEC03。プレスカンファレンスでは三菱ふそうトラック・バス 代表取締役社長 最高経営責任者(CEO)のマーク・リストセーヤ氏がトラックの電気化にかける想いを熱く語った。
リストセーヤ氏はまず、将来、世界の人口の60%が都市部に住むようになるとして、騒音、排出ガス、渋滞が大きな課題にあるとし、都市部では規制が厳しくなり、燃焼機関のないクルマにする動きがこれから3~4年加速するとした。
そのなかで「モノの輸送、トラックがほかのものに変わることはない。社会の屋台骨で、私たちとともに残る。私たちは方法を変えることはできる。原動力を変えることはできる」とし、動力の電気化を進める理由を説明した。
そして、電気化について「たくさんの話を聞いたと思いますが、私たちは言葉だけでなく、結果を出しています」とし、これまで2014年に台数限定車をユーザーに引き渡したことや、9月から10月にかけてアメリカと日本で電気トラック「eCanter」の引き渡しが始まったことにも触れた。
電気化の流れについては「潮流」とし、eCanterのユーザーとなった企業に対して「正しく世界の潮流に加わろうというお客さま」と紹介した。
続いて今回発表した大型電気トラックのコンセプトモデルE-FUSO「Vision ONE」については「ここから大型トラック、バスにも、長距離輸送にも展開していきたい」とし、すでに「Vision ONE」がプロトタイプではなく、運転可能な「Bサンプル」の状態であることも強調し、「将来は電気です」としてスピーチを締めくくった。