横浜ゴム、2019年からデザインが進化した「ADVAN NEOVA CONCEPT」展示中

「ADVAN NEOVA CONCEPT」を装着する新型「スープラ」

　幕張メッセ（千葉市美浜区）で開幕した「東京オートサロン2020」（1月10日～12日）。横浜ゴムは、2018年に発表した中期経営計画の「GD2020」でホビータイヤの拡充を図ることを戦略の1つに挙げた。そのホビータイヤのあらゆるラインアップを今回の東京オートサロンで展示し、消費者に訴求している。

　ブース中央に展示された新型「スープラ」は「ADVAN NEOVA CONCEPT」を装着。ADVANブランドをけん引するNEOVAの次世代コンセプトとなっている。2019年の東京オートサロンでもNEOVAの将来コンセプトモデルを紹介していたが、今回の展示品とはトレッドパターンが異なっていて、より量産品の近くまで開発が進んでいることを感じさせた。

横浜ゴムブースではADVANやGEOLANDAR、PARADAなどほぼ全種類のホビータイヤを展示

ADVANブランドのストリートスポーツモデルとして長年に渡って支持されているNEOVA。その次世代モデルを想起されるのがADVAN NEOVA CONCEPT。最新スポーツモデルの新型スープラに装着して展示された

こちらはADVAN NEOVA CONCEPTの単体展示。サイズは305/30R20になる

　ホビータイヤは、レースやラリーなどの「モータースポーツモデル」、アウトドア愛好家に向けた「オフロードモデル」に加え、クラシックカーオーナー向けにも商品を展開している。その1つがシボレー「コルベット C2」に装備した「RADIAL 360 STEEL」。同モデルはクラシックカー向けの「G.T SPECIAL CLASSIC」や「S208」に続く第3弾モデルで、サイドウォールにホワイトリボンをあしらっているのが特徴。トレッドパターンもクラシックカーに合うデザイン処理を施している。

2代目「コルベット」のC2には、新しいクラシックカー向けタイヤとなる「RADIAL 360 STEEL」を装着。今春に発売予定のニューモデルで、コルベットの装着サイズは205/75R15となる

　オールテレーンタイヤの代表格となる「GEOLANDAR X-AT」は、アグレッシブなデザインと性能を求めるオーナー向けのモデルで、フォード「F-150」とスズキ「ジムニー」の2台に装着して展示されている。

「GEOLANDAR X-AT」を履く2台のオフロードマシン。フォード「F-150」は37×13.50R20、「ジムニー」は195R16Cをサイズを装着

　横浜ゴムブースでは展示車両に装着しているモデル以外にも、追加ラインアップや新製品も紹介されているので、会場で確認していただきたい。

新商品として2019年12月に発表されたばかりの3製品。左からオールシーズンタイヤの「BluEarth-4S AW21」、クロスオーバーSUV向けの「GEOLANDAR CV G058」、クロスオーバーSUV専用となる「BluEarth-XT AE61」

サイズラインアップが拡充される「GEOLANDAR X-AT」「GEOLANDAR M/T G003」「PARADA P03」。ホビータイヤは各ブランドで支持を集めていて、要望によってサイズラインアップを増やしている

横浜ゴムは、2020年からスタートする全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権にもADVANブランドでタイヤを供給する。国内のトップカテゴリーとなるスーパーフォーミュラでは以前からワンメイクでタイヤを提供している