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三菱自動車と日産、燃費不正問題で1台10万円の補償金

補償の手続きは新届出燃費値確定後に案内予定

2016年6月17日 発表

 三菱自動車工業と日産自動車は、三菱自動車による燃費試験不正行為の対象車両となる三菱「eKワゴン/カスタム」「eKスペース」、日産「デイズ」「デイズ ルークス」の利用者に対する補償額をWebサイトで公開している。

 補償額は1台10万円(リース、残価設定型クレジット利用者は契約年数毎に1万円。過去の利用者は使用年数毎に1万円)。10万円と算定されたのは、燃費値が異なることによって生じるユーザーの経済的損失、「燃料代の差額」「今後の車検時等に想定される税差額」「ご迷惑をおかけしたお詫び」を含めたもの。

 対象となるのは、2013年6月から生産している「eKワゴン」「eKカスタム」「eKスペース」「デイズ」「デイズ ルークス」を2016年4月21日時点で使用していた自動車検査証記載の使用者。

 なお、新車購入時のエコカー減税率等が変更となった車両の追加納税義務については、利用者に負担をかけないよう三菱自動車工業が責任を持って対応するとしている。

 補償の具体的な手続きについては、新届出燃費値が確定後順次、ダイレクトメールやWebサイト等で案内予定としている。