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【SUPER GT 第6戦鈴鹿】小暮卓史選手、松田次生選手が鈴鹿サーキットの地元鈴鹿警察署を表敬訪問
2017年8月25日 20:10
- 2017年8月25日 開催
2017年のSUPER GTの第6戦となる「第46回インターナショナルSUZUKA 1000km "SUZUKA 1000km THE FINAL"」が、8月27日~28日の2日間に渡り、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキット 国際レーシングコースにおいて開催される。その前日となった8月26日には、サーキットへの搬入や設営などの準備、サポートレースとなる「FIA F4」の練習走行などが行なわれている。
そうした準備が進むなか、17号車 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史組、BS)をドライブする小暮卓史選手、23号車 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組、MI)をドライブする松田次生選手の2人がSUPER GTの全ドライバーを代表して、鈴鹿サーキットの地元の警察署となる鈴鹿警察署を表敬訪問。同署の稲垣好人署長に安全宣言とSUPER GTオリジナルリフレクターを進呈した。
小暮貴史選手が鈴鹿警察署署長に「交通安全の誓い」を宣言
近年、SUPER GTを運営しているGTアソシエイション(GTA)は、SUPER GTのレースが行なわれる地元警察署とコラボレーションを行なって、交通安全を啓蒙する活動を推進している。
SUPER GTのスタート時の恒例になっている地元県警によるパレード走行、さらにはレース前のグリッドウォークでの警察車両(パトカーや白バイ)の展示はすでに多くのファンにとって見慣れた光景だが、それらも「交通安全の啓発になれば」と、GTAの坂東正明代表の意向により始まったものだ。
SUPER GTの主催者であるGTアソシエイション レース事業部 沢目氏は「SUPER GTは全日本GT選手権から数えて24年目を迎えている。ファン、鈴鹿市、鈴鹿警察署の協力のたまもので感謝したい。GTAとしては自動車のスポーツイベントの責任として交通安全を広く訴えていきたいと考えており、各県警の協力のもと展開している。本日はその活動の一環で、ドライバー2名で表敬訪問させていただき、ドライバーから交通安全の誓い、SUPER GTのオリジナル反射材を進呈させていただく」と述べ、GTAが行なっている交通安全の啓蒙活動の一環として表敬訪問を実施したことを説明した。
今回の表敬訪問に参加したのは、SUPER GT全ドライバーを代表する17号車 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史組、BS)をドライブする小暮卓史選手、23号車 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組、MI)をドライブする松田次生選手の2人と、鈴鹿サーキットクイーン2人が参加した。
その後、小暮選手が鈴鹿警察署の稲垣好人署長に対して「SUPER GT 交通安全の誓い」という宣言文を読み上げた。以下がその全文になる(原文ママ)。
SUPER GT 交通安全の誓い
私たちは、これまでのレース活動でつちかわれた知識と経験をいかしながら、次の8項目を遵守して、一般ドライバーの模範となる運転に努めます。また、三重県や鈴鹿市にゆかりのある者として、モータースポーツを通じた県内における交通安全の普及と事故防止に協力することを誓います。
1.シートベルトは必ず着用します
2.安全な速度と車間距離で走行します
3.車に乗る前には安全点検をします
4.飲酒運転はしません
5.子どもやお年寄りを守ります
6.横断歩道では歩行者を優先します
7.交差点では一時停止、安全確認をします
8.夜間は早めにライトを点灯し、周囲に存在をしらせます
平成二十九年八月二十五日
KEIHIN REAL RACING
小暮卓史
松田選手からSUPER GTオリジナルリフレクターが進呈。鈴鹿署の稲垣署長は交通安全の実現に期待感を表明
小暮選手の「交通安全の誓い」の宣言が終わったあと、松田選手により交通安全啓蒙品として「SUPER GTオリジナルリフレクター」(自発光式反射材)が稲垣署長に対して手渡された。
稲垣署長は「三重県に縁のある両選手は明日からが本番であるのに、このような時間を頂戴して感謝したい。交通安全の誓いをいただいたが、全国で活躍しているレーシングドライバーがこうした誓いをしてくれることは、子供たちや多くのドライバーに通じると思う。また、松田選手からはリフレクターをいただき感謝したい、夜間の歩行者などの見えづらさが事故の要因の1つになっており、事故の削減に役立つと思う。6月以降事故が増えており、我々としても減らしていく取り組みを行っており、1人でも多くのドライバーにこうした気持ちが通じるように我々も頑張っていきたい。最後に、明日のレースでお2人の活躍を祈願したい」と述べ、こうした安全宣言やリフレクターなどが交通安全につながることに期待感を示した。
表敬訪問終了後には鈴鹿警察署の前で、2人のドライバー、稲垣署長、鈴鹿サーキットクイーンの計5人で記念撮影が行なわれた。