ニュース
ホンダの自動運転など自動運転関連のセッション多数、NVIDIA CEO ジェンスン・フアン氏が来日する「GTC Japan 2017」
12月12日~13日開催。参加登録受付中
2017年11月15日 11:57
- 2017年12月12日~13日 開催
NVIDIAは12月12日~13日の2日間にわたって、「GTC Japan 2017」をヒルトン東京お台場(東京都港区台場)で開催する。GTCは、GPU Technology Conferenceの略で、同社のGPUに関連する技術カンファレンス。NVIDIAのGPUはAI(人工知能)エンジンとしても注目を集めており、近年のGTCではAI、自動運転、ロボティクス関連の発表やセッションが増加している。
2017年のGTCは、5月8日~11日に米国カリフォルニア州サンノゼで開かれた「GPU Technology Conference 2017」をスタートとして、世界各国で開催されており、サンノゼのGTC 2017では、トヨタ自動車とNVIDIAの協業が発表となり、世界的なニュースになった。2017年の最後の開催が日本となる。
開催概要
イベント名:GTC Japan 2017
開催日:2017年12月12日~13日
Webサイト:GTC Japan 2017
参加登録Webページ:参加登録
開催場所:ヒルトン東京お台場(東京都港区台場1-9-1)
日本の「GTC Japan 2017」においては、昨年に引き続き同社創設者でありCEOであるジェンスン・フアン氏が基調講演を行なう。昨年の「GTC Japan 2016」では新SoCであるXavier(エグゼビア)を紹介し、これがトヨタ自動車の自動運転車に搭載されることが後から発表された。
「GPU Technology Conference 2017」(米国カリフォルニア州サンノゼ)
カンファレンスセッションとしては、ディープラーニング、AI、GPU、HPCなどさまざまなテーマがあるが、自動車関連も充実したものとなっている。現在発表されているセッションタイトルおよび登壇者を下記に紹介する。
自動運転・運転支援におけるセンシング技術について/SENSING TECHNOLOGIES FOR AUTONOMOUS DRIVING AND DRIVING ASSIST
三田誠一(豊田工業大学 名誉教授 シニア研究スカラ)
DRIVE PX ベースの自動運転実証車ソリューション
ROBERT HAMBRICK(AutonomouStuff Founder/CEO)
AUTOWARE ON DRIVE PX: "TO PROVE IT"
加藤真平(東京大学情報理工学系研究科・准教授 / 名古屋大学未来社会創造機構・客員准教授 / 株式会社ティアフォー・取締役兼CTO)
DEEP LEARNING INFRASTRUCTURE FOR AUTONOMOUS VEHICLES
PRADEEP KUMAR GUPTA(Global Head - Solutions Architecture & Engineering, Autonomous Driving)
AI を用いた HONDA の自動運転への挑戦
安井裕司(株式会社 本田技術研究所 四輪R&Dセンター 統合制御開発室ADブロック 主任研究員)
GPU と AI を使った HD マッピング システムの提案
白澤敦貴(Zenrin USA, INC. R&D Principal Engineer)
EMBEDDED GPU と DEEP LEARNING を使ったリアルタイム画像認識アプリケーションの作り方
猪貝光祥(日立超LSIシステムズ 組込ソリューション事業部 第3組込ソリューション設計部 部長)
AI と GPU コンピューティングが実現する高度な自動運転
馬路徹(エヌビディア合同会社 技術顧問、GPU エバンジェリスト)
VIRTUALIZING THE ACCELERATED DATA CENTER – NVIDIA GRID AND QUADRO VDWS
JOHN FANELLI(NVIDIA CORPORATION 製品担当バイスプレジデント)
サンノゼのGTC 2017開催前の同社の株価は103ドル前後。トヨタ自動車と協業発表やAI関連の発表などが相次ぎ同社の株価は急伸。11月15日現在、株価は214ドルと同社の企業価値は倍増した。トヨタに加え、アウディ、メルセデス・ベンツに加え、ボッシュ、ZFなどが同社のSoCを自動運転のキーモジュールとして採用することを発表しており、自動車業界にとってもジェンスン・フアンCEOの基調講演は注目を集めるだろう。