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トヨタ、2017年の電動車販売152万台突破。「環境チャレンジ2050」の目標を3年前倒しで達成
2030年のグローバル電動車販売550万台に向け、着実に電動車を普及
2018年2月2日 15:42
- 2018年2月2日 発表
トヨタ自動車は2月2日、2017年の電動車販売台数が過去最高となる152万台(前年比108%)を達成したと発表。2017年に公表した「2030年に電動車販売550万台以上」という目標に向けて着実に電動車を普及させるとともに、「トヨタ環境チャレンジ2050」にある「2020年までに年間販売台数150万台」を3年前倒しして達成した。
このことにより、1997年に「プリウス」を発売してからの電動車の累計販売台数は1147万台となり、CO2排出抑制効果は9000万t以上になると試算している。
トヨタの副社長でパワートレーンカンパニーChairmanの寺師茂樹氏は、「わずか20年で、電動車の年間販売は500台に満たない台数規模から150万台を超えるまでになりました。この実績は、トヨタの電動車の品質・耐久性・信頼性を証明するものであるとともに、電動車の更なる普及に向けた量産体制構築とパワートレーン多様化の基盤になります」とコメントしている。
トヨタは、2020年代前半にグローバルで10車種以上のEV導入や、2025年ごろまでにHV・PHV・EV・FCVといった電動専用車およびHV・PHV・EVなどの電動グレード設定車の拡大により、グローバルで販売する全車種を電動専用車もしくは電動グレード設定車にすると計画。今後もさまざまな電動車の開発を継続し、特にEV(電気自動車)については2020年以降、中国を皮切りに導入を加速し、日本・インド・米国・欧州に順次導入して、CO2排出抑制のために新興国地域でのHV(ハイブリッド車)導入拡大を進めていくとした。