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デンソー、元MicrosoftやGoogleの及川卓也氏と技術顧問契約を締結

情報通信技術を強化して電動化・自動運転・コネクティッド等の事業を推進

2018年2月9日 発表

デンソー、及川卓也氏と技術顧問契約を締結

 デンソーは2月9日、MicrosoftやGoogleなどでソフトウェアプロダクト開発リーダーを歴任した及川卓也氏と技術顧問契約の締結を発表した。

 今回の、及川氏との顧問契約の主な内容は「ICT関連事業戦略立案および関連製品・サービスの企画、開発、販売、運用に関する支援」「ICTエンジニア系人材の採用戦略、スキル評価、キャリアプランなどを含む組織設計支援」「ICT関連企業との提携などに関する調査、交渉の支援」という3つの支援。

 同社は、ICT(情報通信技術)を強化し、電動化・自動運転・コネクティッド等の事業を推進する取り組みの1つとして及川氏と技術顧問契約を締結。今後、自動車部品メーカーとしての枠にとらわれず、自らオープンなビジネス開発を行なうことで、社会に期待される新しい価値を生み出していくとしている。

 自動車業界は電動化・自動運転・コネクティッドなどの分野において、他業界からの新規参入や開発スピードの加速により競争が激化しており、このような環境下で新しいモビリティ社会を牽引するには、クラウド、オープンソースソフトウェアの活用などICTの強化が必要と判断した。

及川卓也氏の略歴

早稲田大学理工学部卒。外資系コンピュータ企業を経て、MicrosoftでWindowsの国際版の開発をリードする。その後Googleにて、ChromeのWeb Platformチームのエンジニアリングマネージャーを歴任。Qiita(プログラマー向け情報共有コミュニティサイト)運営元であるIncrementsを経て、2017年に独立。