ニュース

デンソー、ルネサス株式の保有比率5%に引き上げ

産業革新機構が親会社以外の支配株主から異動

2018年3月9日 発表

 デンソーは3月9日、ルネサス エレクトロニクスの株式保有比率を引き上げを決定したと発表。同社はルネサス エレクトロニクス株式の保有比率を0.5%から5%に引き上げ協業関係の強化を目指す。

 今回の株式保有比率の引き上げについて同社は、自動運転システムを始めとして、高度化、複雑化、大規模化する車両向け各種システムの開発を加速するため、そのキーデバイスである半導体の最先端技術を保有するルネサス エレクトロニクスとの一層の協業関係の強化が必要と判断。

 今後について同社は、競争力ある車載用システムの実現に向けてルネサス エレクトロニクスとの共同開発を継続するとともに、技術開発を加速していくとしている。

 同日、ルネサス エレクトロニクスも、3月14日付で同社の親会社以外の支配株主であった産業革新機構が、親会社以外の支配株主に該当しないことになると発表。今回、産業革新機構が保有するルネサス エレクトロニクスの普通株式7502万6425株を、3月9日付でデンソーとの間で売却取引を実行したことを明かした。