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トヨタとパーク24、トヨタの「MSPF」を活用したカーシェアのトライアル実施

6月~2019年3月末の期間、東京都内一部で「C-HR」60台を使用

2018年4月3日 発表

 トヨタ自動車とパーク24は4月3日、東京都心の一部におけるカーシェアリングサービスの業務提携を開始すると発表。今回、トヨタの「MSPF(モビリティサービスプラットフォーム)」を活用して、新たなサービス開発を視野に入れたトライアル実施に関する合意書を締結した。

 両社が実施するトライアルでは、パーク24のカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」の対象車両にトヨタの通信型ドライブレコーダー「TransLog」や両社のカーシェアリング機器を搭載した「C-HR」60台を使用。期間は2018年6月~2019年3月末の10カ月間を予定。なお、4月に立ち上げられるトヨタモビリティサービスも連携して同取り組みを推進する。

 両社は、2015年4月からパーソナルモビリティを活用したシェアリングサービス「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive」「Times Car PLUS × Ha:mo」といった実証実験などに取り組んできた。今回の取り組みは、さらなる連携強化を視野に入れたトライアルの位置付け。

 パーク24が構築したカーシェアリングサービスのオペレーションシステムをベースに、トライアルから得られた情報をMSPFの構築・機能拡充につなげるとともに、両社のノウハウを活かしながら、将来のモビリティサービス、および車載端末・システム開発に向けて、両社で検証を行なうことにより、車両の安全性向上、および車両メンテナンスの効率化・無人化の推進などにつなげていくとしている。

 これまでの取り組みやこのトライアルを含めて、未来を変えるパートナーとして、両社は共同で新たなモビリティサービスを創造して社会に貢献していくとしている。

トライアル実施概要

期間:2018年6月~2019年3月末
検証事項:車両に搭載した車載器により各種情報を取得・活用し、オペレーション効率や安全性の変化について検証する。蓄積した情報はビッグデータとして管理し、情報分析にAIを活用することで精度・効率の向上を図る。
実施エリア:東京都内
導入車種:C-HR
台数:60台