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道上選手 vs. 大津選手の先輩後輩対決も見られた「第1回 Modulo Drago CORSE カート大会」

Car Watchチームは道上選手(助っ人先輩)をレンタルして5位

テールトゥノーズのバトルを見せた道上選手(後方を走行)vs大津選手(前走車)の先輩後輩対決

 5月4日に富士スピードウェイで開催されたSUPER GT 第2戦「FUJI 500km RACE」では、攻めの大津選手→頭脳プレーの道上選手→さらに攻めの大津選手とつないで初完走&8位入賞を果たしたModulo Drago CORSEの34号車「Modulo KENWOOD NSX GT3」。ゴール後にチーム全員が見せた笑顔が印象的なレースだった。

 Modulo Drago CORSEチームは5月19日~20日に開催を控えるSUPER GT 第3戦「2018 AUTOBACS SUPER GT Round3 SUZUKA GT 300km Fan Festival」へ向けて準備を進めているが、合間をぬってチームスタッフ、関係者、そして取材に関わるメディアが参加する「第1回 Modulo Drago CORSE カート大会」を開催。Car Watchも参加することができたのでその模様を紹介しよう。

会場は神奈川県平塚市にあるレンタルカート施設「F.ドリーム平塚」。コース全長は470m、コース幅は6~7m。メインストレートは80mある
参加したのはclicccar、ベストカー、オートスポーツ&オートスポーツweb、Honda Style、Option、ホンダアクセス・月刊自家用車・Tokyo Walkerの合同チーム、最後にCar Watchとメディアが7チーム。これに関係者が3チームで計10チームとなっている

 レースは60分耐久レースで、レース前には各チームの全員が走る練習走行時にタイム計測を行ない、タイムが速い順に決勝グリッドへ並ぶ。レクリエーション的な要素のあるレースでは速い人が後ろに付く、いわゆるリバースグリッドを導入してレース展開を盛り上げるという演出が入ることもあるがそうではなく、ガチの「速い順」だ。

 そもそも当初は「みんなでカートに乗って遊びましょう」と聞いていたのだが、気がつくとチーム対抗の耐久レースになっていて予選もちゃんとある……Honda Racing魂は遊びでも本気だったのだ。

 予選の結果、Car Watchは5番手のポジションをゲット。スタートはグリッド整列からのスタンディングスタートだが、10台のカートが一斉に走り出すとスタート直後にあるヘアピンが危険……そのためスタート前は「抑えないと」という声があちこちから聞こえたような気がしたのだけど、いざスタートするとグチャっと渋滞で接触だらけ。さっきの話はどこいったのだろう。

第1回 Modulo Drago CORSE カート大会 谷川編集長の走行
Car Watchチームのスタートドライバーは編集長の谷川。予選では5位をゲット
大津選手を交えてスタート前の記念撮影
レーススタート前。Car Watchチームは中段だが、イン側のグリッドなので若干有利!?
このあと、案の定大渋滞で接触だらけの展開。Car Watchのカートは6号車
ほかのCar Watchチームの走りもどうぞ
ホンダアクセスからは広報の石井氏と関氏が参加

 このレースでは特別ルールとして道上選手(通称:助っ人先輩)と大津選手(通称:助っ人後輩)をレンタルできるようになっているが、速いチームに助っ人を入れたら可愛げもなにもない。そこでトップ3までを走行しているチームは助っ人が使えないことになっている。

 では、Car Watchはどうだったか?というと……ハイ、助っ人先輩をレンタルしてきっちり順位を上げていただきました!

 しかも同じタイミングで助っ人後輩もコースインしていたので、「うちのドライバー(助っ人先輩)」とのバトルが勃発。2台で走るときはバンパー同士を接触させたままの本当のテールトゥノーズ。そしてほかのカートを利用してのパッシングとコース上では別次元のレースが展開。この時間帯はこの日一番の見せ場になった。

Car Watchチームは道上選手に助っ人依頼。「次お願いします!」と気軽に頼んでしまったが、よく考えると道上選手がノーギャラで乗ってくれるのはすごいことでした
道上 vs. 大津の対決。SUPER GTではチームメイトなので同時に走ることはないだけに、これは貴重な光景。楽しんで乗っていてもメディアトップ3チームより1秒速い
チョン監督率いる「4MINUTES」のメカニックチームも参加。助っ人を使わず自力で4位をゲット。34号車はメカニックも速かった

 あっという間に60分が経過しチェッカー。全車完走して第1回Modulo Drago CORSEカート大会は終了した。ちなみにCar Watchチームは各員頑張ったけど、いろいろあって結果は5位……10台中のちょうど真ん中、上でもなく下でもない。記事ネタとして面白みが全然ないですね、すみませんでした。

まるで1位、2位のチェッカーシーンのような絵だが、周回数がバラバラなので全然そうじゃない。8号車はOptionチーム、ドライバーは稲田大二郎氏
優勝はベストカーチーム。2位はオートスポーツチーム、3位はHonda Styleチームという結果
順位表。ちょうど真ん中の5位でした。疲れたけど楽しめたイベントだった

 カート大会はこのような感じで盛り上がったが、重要なのは今週末、SUPER GT 第2戦のSUZUKA GT 300km RACEだ。鈴鹿サーキットはホンダのコースであり、道上選手、大津選手にとってもホームコースである。それだけに34号車はいいレースを見せてくれるはずだ。現地へ来られる方は34号車に大きな声援を送っていただきたい。