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アウディ、2989万円で「R8 LMS GT4」発売。GT4カテゴリーのレーシングカー

市販モデルと60%以上の構成部品を共通化

2018年7月12日 発売

2989万円

 アウディ ジャパンは7月12日、GT4カテゴリーのレーシングカー「R8 LMS GT4」の価格を発表して本格的に販売開始すると発表した。ステアリング位置は左で、価格は2989万円。

 R8 LMS GT4は、市販モデル「R8 クーペ V10」をベースに開発されたレーシングカー。最高出力495PS、最大トルク550N・m(SRO BoP:Balance of Performanceによる)を発生するV型10気筒DOHC 5.2リッターエンジンを搭載。トランスミッションは7速Sトロニックトランスミッションを組み合わせる。駆動方式は2WD(MR:ミドシップエンジン)。

 R8 LMS GT4は、市販モデルと60%以上の構成部品が共通となり、生産も同じドイツ ベーリンガーホフ工場で行なわれる。これらの効果により価格や維持費をリーズナブルに設定することが可能となったとしている。

 GT4は、GT3とTCRの中間に位置するカテゴリーとなり、GT3カテゴリーではアウディは2009年よりAudi Sport customer racingプログラムを通じて「R8 LMS GT3」を供給しており、日本でも2012年以来、SUPER GTのGT300クラスに「R8 LMS」で参戦を続けている。また、TCRカテゴリーでは、2016年より「RS 3 セダン」をベースにしたレーシングカー「RS 3 LMS」を販売開始。現在、スーパー耐久シリーズ ST-TCRクラスにRS 3 LMSで参戦するチームをサポートしている。

 R8 LMS GT4に対しても、Audi Sportはプライベートチームに対するスペアパーツの供給やサポートを世界中のネットワークを通じて行なう。日本でもパーツトレーラーを国内外のレースに配備するなど、すでに「R8 LMS」「RS 3 LMS」のためにネットワークを構築しており、これらのサービスを生かして、モータースポーツシーンでのチームの活動をサポートすることにより、アウディのブランド要素の重要な1つであるスポーティイメージを強く訴求していくとしている。

左から「R8 LMS GT4」「R8 LMS」「RS 3 LMS」