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ホンダ、「NSX」計362台をリコール。ハイマウントストップランプと燃料タンクの不具合で

製作期間は2016年8月8日~2018年6月11日

2018年9月6日 発表

本田技研工業「NSX」

 本田技研工業は9月6日、補助制動灯(ハイマウントストップランプ)、燃料装置(燃料タンク)に不具合があるとして「NSX」のリコールを国土交通省に届け出た。2つの不具合の対象台数は、2016年8月8日~2018年6月11日に製作された362台。

補助制動灯(ハイマウントストップランプ)

 補助制動灯(ハイマウントストップランプ)において、内部基板のプリント配線の位置設定が不適切なため、走行中の振動により当該基板を固定するねじとプリント配線が干渉するものがある。そのためプリント配線の絶縁処理が削れ、その状態でブレーキ操作を行なうと電源回路が短絡し、ヒューズが溶断して、メータ内警告灯の点灯、マルチインフォメーションディスプレイの警告表示、補助制動灯および制動灯が不灯となる。または、エンジンの始動ができなくなるおそれがある。

 改善対策として補助制動灯を対策品と交換する。

燃料装置(燃料タンク)

 樹脂製の左右燃料タンクにおいて、溶着設備の条件設定が不適切なため、左右燃料タンクを連結するクロスオーバーインレットの接合面が部分的に溶け込み不足となっているものがある。そのため、走行中の振動などにより当該接合面が剥離し、燃料が漏れるおそれがある。

 改善対策として左右燃料タンクを良品と交換する。