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フォルクスワーゲン、最新世代デジタルメーター「Active Info Display」装備など新型「ポロ」一部仕様変更に関する説明会

新型「ポロ」の累計販売台数は8月末まで約6700台

2018年10月2日 開催

フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社 営業本部 商品企画課プロダクトプランナーの堀内慎太郎氏

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは10月2日、3月に発売された新型「ポロ」の一部仕様変更に関する説明会を開催した。今回の一部仕様変更では、デジタルメータークラスター「Active Info Display」を装備した「テクノロジーパッケージ」の提供開始と、一部ボディカラーを有償とし、ボディ同色インテリアカラーを装備した。

液晶デジタルメーターは「ポロ GTI」で9割が装備

 説明会では実車の展示を予定していたが、台風24号の影響でクルマが届かずに展示はキャンセル。ポロを積んだ船は台風の影響で接岸できず、沖で待機していたため陸揚げ予定が大幅に変更となったためという。

 説明にあたったのは、ポロを担当する商品企画課の堀内慎太郎氏。堀内氏は3月に新型となったポロの販売について説明。新型ポロの累計販売台数は8月末までに「ポロ GTI」を含んで約6700台となった。

 モジュール戦略のMQBを採用して上位車種の先進安全装備を提供したポロは、オプティカルパーキングシステムと先進安全装備をパッケージにした日本独自の「セーフティパッケージ」が好評で、現在約81%が装着しているという。

ポロの販売台数とセーフティパッケージの装着率
ポロの販売台数とGTIにおけるActive Info Displayの装着率
ポロの装備
ポロの特徴

 堀内氏は、今回「コンフォートライン」「ハイライン」に搭載を発表したデジタルメータークラスター「Active Info Display」は、すでにポロ GTIにおいて販売数の9割で装備する人気のオプションであることを紹介。9割で装備として選ばれたことから「量販モデルのコンフォートライン、ハイラインに搭載し、できるだけ裾野を広げて提供したい」と述べた。

 また、旧型モデルに比べてサイズが大きくなった点についても触れ、リアトラフィックアラートやオプティカルパーキングシステムなど後方への安全対策を強化したことで、より快適で安全にポロを運転できるとした。

液晶デジタルメーターとスマホの置くだけ充電がセットの「テクノロジーパッケージ」

ポロの一部仕様変更の概要

「テクノロジーパッケージ」では、デジタルメータークラスター「Active Info Display」と「スマートフォン ワイヤレスチャージング」をセットにして、オプション価格は7万200円。Active Info Displayはすでにポロ GTIやフォルクスワーゲンの上位車種で提供しているが、これはポロ GTIと同じく最新世代となる。

 Active Info Displayはスポードメーターやタコメーターなど通常のメーターに相当するものを液晶画面で表示して、中央部分に地図を表示することで、快適性や安全性を向上させるというもの。

「テクノロジーパッケージ」
デジタルメータークラスター「Active Info Display」
「スマートフォン ワイヤレスチャージング」

 堀内氏によれば、ポロに装備されたActive Info Displayは最新世代ということで、地図をほぼ全画面表示にすることができるほか、メーターを2個表示させた状態でも、メーター中央部に進行方向やオーディオシステムが再生している楽曲をカスタマイズ表示するなどの機能向上が行なわれている。表示部分の詳細設定はダッシュボード中央のナビゲーション画面から行なうため、従来世代よりも表示設定の自由度が増している。

 また、テクノロジーパッケージでセット提供される「スマートフォン ワイヤレスチャージング」はワイヤレス給電規格の「Qi(チー)」に対応するもので、設置場所はセンターコンソールのシフトレバーの奥となる。対応スマートフォンはiPhoneならiPhone 8やX以降が対応。他のスマートフォンなどもQi対応のものであれば充電ができる。

オレンジとブルーが有償オプションとなって同色内装に

 また、もう1つの仕様変更はボディカラーのうち、エナジェティックオレンジメタリックとリーフブルーメタリックが3万2400円の有償オプションカラーとなったこと。

エナジェティックオレンジメタリックとリーフブルーメタリックが有償色となった
有償となり内装がボディ同色カラーとなった
ハイラインではシートファブリックにもボディ同色カラーが入る

 有償オプションとなった2色は内装がボディ同色となり、ダッシュパッドとセンターコンソールがボディ同色となる。また、上位グレードのハイラインでは、シートファブリックにもボディ同色のカラーがアクセントとして入る。なお、インテリアのボディーカラーはメタリックではなく、つや消し仕上げとなる。