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デンソー、車載向け半導体を開発する独インフィニオンに出資。次世代の車両システム実現に向けて新たな領域で技術開発を加速

2018年11月26日 発表

 デンソーは11月26日、自動運転など次世代の車両システムの実現に向けた技術開発を加速させるため、ドイツの車載向け半導体メーカーであるインフィニオン(Infineon Technologies AG)に出資を行なったと発表した。

 今後、インフィニオンの持つ高度な半導体技術と、デンソーがこれまで培った車載技術、知見を融合して、新たな領域での技術開発を加速させる。

 インフィニオンは1999年4月に設立され、自動車用、産業用などの半導体製品の設計、開発、製造、販売、およびシステムソリューションを提供。車載向け半導体において、制御用マイコンや半導体センサー、電動化車両に用いられる半導体など、幅広い領域で最先端技術と豊富な量産実績を有している。

 デンソーは、高度化、複雑化、大規模化していく次世代の車両に求められるシステムにおいて、車載向け半導体をキーデバイスとして位置付け、豊富な経験や知見を持つ半導体メーカーとの協業関係を深め、開発を強化。将来のモビリティ社会に対して、これまで長年にわたって培ってきた車載向け半導体技術をベースに、自動運転・コネクテッドカーに代表される安心安全領域と、電動化に代表される環境領域の技術開発を今後も強化し、新たな価値を提供していくとした。