ロータス、乾燥重量1059kgで436PS/440Nmを発生するV6 3.5リッターエンジン搭載の「エキシージ カップ 430」

ロータス「エキシージ カップ 430」

　エルシーアイは1月11日、ロータス「エキシージ カップ 430」の販売を開始した。価格は1728万円。日本での販売台数は10台で、2月のデリバリーを予定している。

　日本で販売されるモデルはエキシージ カップ 430をベースに、ボディカラーには通常カラーとして選択できない特別限定カラー「ビビッドグリーン」（4台）、「デイトナブルー」（4台）、「バトルシップグレー」（2台）を採用。さらに、オプションのフロアマットやオーディオも標準装着した特別仕様車となる。

ボディカラーには特別限定カラー「バトルシップグレー」（左）、「デイトナブルー」（中央）、「ビビッドグリーン」（右）を設定

ビビッドグリーン

デイトナブルー

バトルシップグレー

　エキシージ カップ 430は“エキシージ史上最強のプロダクションモデル”として、最高出力321kW（436PS）/7000rpm、最大トルク440Nm（44.9kgfm）/2600rpm-6800rpmを発生するV型6気筒DOHC 3.5リッター「2GR-FE」型エンジンとスーパーチャージャーの組み合わせて搭載。トランスミッションの6速MTには「エキシージ カップ 380」より12mm大型化して表面積が11％拡大した直径240mmの新型クラッチを採用した。

　カーボンパーツやチタン製マフラーの採用といった軽量化も行なわれ、乾燥重量は1059kgを実現。0-100km/h加速は3.3秒、最高速は290km/hを達成した。

最高出力321kW（436PS）/7000rpm、最大トルク440Nm（44.9kgfm）/2600rpm-6800rpmを発生するV型6気筒DOHC 3.5リッター「2GR-FE」型エンジンとスーパーチャージャーの組み合わせを初搭載。トランスミッションには6速MTを採用し、0-100km/h加速は3.3秒、最高速は290km/hを達成

　エキシージ カップ 430に採用されたエアロパーツは、車体上下の空気の流れを緻密に計算して220kgのダウンフォースを発生。リップシール付きの新型フロントスプリッターの採用により、エキシージ カップ 380と比べてフロントにかかるダウンフォースの割合を36％から45％に増加させ、高速走行時にも正確なコーナリングを可能とした。

　また、フロントクラムシェルにはカーボンファイバー製ダクトを配置して、フロントホイールハウスで発生する空気の乱れやドラッグを低減。幅広のラジエター開口部と新しいメッシュ状グリルがフロントマスクを印象付けるとともに、新型フロントスプリッターとエアカーテンメカニズムによるドラッグの低減を可能とした。

エアロパーツを多く採用して、220kgのダウンフォースを発生

　足まわりでは、APレーシング製の4ピストン鍛造ブレーキキャリパーと新性能の2ピースJフックブレーキディスクを前後に備えたブレーキシステムを採用し、タイヤはミシュラン製「Pilot Sport Cup 2」（フロント：215/45 ZR17、リア：285/30 ZR18）を超軽量の鍛造ブラックアロイホイールに装着した。

ブレーキにはロータスの公道仕様車の中でも最大サイズのキャリパーとローターを採用。超軽量の鍛造ブラックアロイホイールと組み合わせるタイヤはミシュラン製「Pilot Sport Cup 2」（フロント：215/45 ZR17、リア：285/30 ZR18）

　インテリアでは、軽量の新型カーボンファイバー製メーターパネルカバー、ロータス特注のカーボン製レースシートと軽量の新型シートレール、カーボン製ドアシルなどを採用して軽量化を実施。トランスミッションコンソール、HVACパネル、シートアイレット、パワーウィンドウベゼル、ウィンドウスイッチには、アクセントとなるレッドのインテリアカラーパックを標準装備。さらに、センターコンソール、ドアパネル、ダッシュボード、ステアリングホイールにはアルカンターラを用いて、レッド/ホワイトコンビネーションのコントラストステッチを施した。

軽量化が行なわれたインテリアでは、レッドのインテリアカラーパックを標準装備するほか、各部にアルカンターラが用いられた

エキシージ カップ 430主要諸元