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トヨタ、「ジャパンタクシー」一部改良。スロープ設置から車いす固定などにかかる時間を3分程度に短縮
「Toyota Safety Sense」の機能向上など実施
2019年3月15日 19:55
- 2019年3月15日 発売
- 327万7800円~349万9200円
トヨタ自動車は3月15日、「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」を一部改良して発売した。価格は標準グレード「和(なごみ)」が327万7800円、上級グレード「匠(たくみ)」が349万9200円。
ジャパンタクシーは、これまで車いす乗降用スロープの設置作業が複雑で時間がかかってしまっていたため、一部改良で車いす乗降改善対応を実施。この改善により、スロープ設置から車いす固定などにかかる時間を作業の習熟度が高い場合は3分程度に短縮した。
改善内容は、車いす乗降用スロープを折り畳み3つ折りから2つ折りに変更するとともに、延長用スロープを折り畳み構造から樹脂の一枚板に変更して設置作業を簡素化。また、車いす乗降用スロープ1枚で単独使用できる機会を増やすため、スロープの長さを840mmから1100mmに延長した。加えて、ベルト類を入れていた収納袋を廃止して、出し入れしやすいポケットをフロアに常設。設置作業手順を書いたラベルを各箇所に貼り付けて、作業忘れ対策を実施した。
さらに、衝突回避または被害軽減に寄与する「Toyota Safety Sense」のプリクラッシュセーフティに昼間の歩行者検知機能を追加したほか、天候に応じて作動速度をHiとLoに切り替えできる間欠機能付きリアワイパーに変更するなど機能を向上。パワースライドドアの閉じる時間を6.5秒から5.0秒に1.5秒短縮するとともに、料金トレイの位置を10cm低くして、手の届きやすい位置に変更してタクシーとしての使い勝手を高めた。