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Googleマップ、バリアフリー対応状況を確認できる「車椅子対応の場所」機能追加

2020年5月22日 発表

 Googleは5月22日、Google マップにバリアフリー対応状況を検索結果とGoogle マップでより分かりやすく表示する新機能「車椅子対応の場所(Accessible Places)」の提供を開始していくことを明らかにした。

「車椅子対応の場所」機能を有効にすると、車椅子対応の入り口が車椅子のアイコンで表示され、バリアフリーの座席、トイレ、駐車場があるかどうかを確認できるという。また、車椅子対応の入り口がないと確認された場所については、その情報もマップに表示される。

Introducing Accessible Places on Google Maps
Google マップで車椅子対応情報を検索して追加する方法

 車椅子対応の情報をより分かりやすく Google マップに表示するには、アプリを最新バージョンに更新し、「設定」で「ユーザー補助設定」を選択し、「車椅子対応の場所」を有効にすることが必要。同機能は、Android と iOS で利用できるとしている。

 Google マップではこれまで数百万のAndroid ユーザーがバリアフリー情報を共有してきたが、来週公開予定のアップデートにより、iOS ユーザーもバリアフリー情報をより簡単に提供できるようになる。できるだけ多くのユーザーが「車椅子対応の場所」を有効にして、バリアフリー情報を共有することで利用者の助けになるという。

Google マップで車椅子対応の場所を有効にするには

「車椅子対応の場所」の機能は、日本、アメリカ、イギリス、オーストラリアの Google マップのユーザー向けに随時提供開始。そのほかの国についても、今後順次展開していく予定としている。