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メルセデス・ベンツ、BSG+48V電気システム採用で184PS/280Nmの「E 200 アバンギャルド」注文受付開始

新パワートレーン搭載の「E 300 アバンギャルド スポーツ」も

2019年3月22日 注文受け付け開始

721万円~893万円

アバンギャルド スポーツ

 メルセデス・ベンツ日本は3月22日、新しいパワートレーンを搭載した「Eクラス(セダン/ステーションワゴン)」の「E 200 アバンギャルド」「E 300 アバンギャルド スポーツ」の注文受け付けを開始した。価格は721万円~893万円。納車は6月以降を予定している。

 E 200 アバンギャルドは、効率化と高性能化のための新技術「BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)」「48V電気システム」を採用した新型直列4気筒 1.5リッターターボエンジンを搭載。E 300 アバンギャルド スポーツは258PS/370Nmを発生する直列4気筒 2.0リッターエンジンを搭載する。

セダン
モデルエンジンステアリング位置価格
E 200 アバンギャルド(BSG搭載モデル)直列4気筒 1.5リッター直噴ターボ7,210,000円
E 200 4MATIC アバンギャルド(BSG 搭載モデル)7,440,000円
E 300 アバンギャルド スポーツ直列4気筒 2.0リッター直噴ターボ8,550,000円
ステーションワゴン
モデルエンジンステアリング位置価格
E 200 ステーションワゴン アバンギャルド(BSG搭載モデル)直列4気筒 1.5リッター直噴ターボ7,590,000円
E 200 4MATIC ステーションワゴン アバンギャルド(BSG 搭載モデル)7,820,000円
E 300 ステーションワゴン アバンギャルド スポーツ直列4気筒 2.0リッター直噴ターボ8,930,000円

 E 200 アバンギャルドに搭載される新しいパワートレーンは、単体で最高出力135kW(184PS)、最大トルク280Nmを発生する直列4気筒 1.5リッターターボ「M264」型エンジンにBSGと48V電気システムなどの新技術を採用して、効率性、快適性、高性能化を同時に実現。

 ベルトを介してクランクシャフトと接続されるスターターとジェネレーターを兼ねるモーターであるBSGと48V電気システムは、回生ブレーキなどにより発電した電気を約1kWhのリチウムイオン電池に蓄電し、必要に応じてクランクシャフトに対して最大トルク160Nmの動力補助を行ない、燃費低減効果だけでなく振動の少ないエンジン始動、滑らかで力強い加速、素早いギアシフトなど、パワートレーンの総合性能を引き上げることが可能。また、ウォーターポンプが電動化され、冷却能力を必要に応じて最適に調整することができるようになったことで、さらなる効率化が図られている。

 加えて、ターボチャージャーにはツインスクロールシステムを採用したほか、可変バルブタイミングを実現する「CAMTRONIC(カムトロニック)」も搭載して、状況に応じた最適な吸気を実現。熱膨張を考慮して、シリンダーウォールが底部に向けてやや広がる形に加工することで、ピストンが熱膨張した際の摩擦を低減する新技術「CONICSHAPE(コニックシェイプ)加工」をエンジン内部の摩擦低減対策として採用した。

BSGと48V電気システムを採用した直列4気筒 1.5リッターターボ「M264」型エンジン。最高出力135kW(184PS)、最大トルク280Nmを発生する

 E 300 アバンギャルド スポーツは、排気量が2.0リッターのM264型エンジンを搭載。ツインスクロールターボチャージャーとCAMTRONICを採用し、従来のE 250と比較して、最高出力は35kW(47PS)向上した190kW(258PS)、最大トルクは20Nm向上した370Nmを発生し、低回転から高回転まで伸びやかな加速を可能とした。