英アストンマーティン、布製ルーフを採用した「DBS スーパーレッジェーラ・ボランテ」

「DBS スーパーレッジェーラ・ボランテ」

　英アストンマーティンは4月24日（現地時間）、「DBS Superleggera Volante（DBS スーパーレッジェーラ・ボランテ）」を発表した。価格は英国で24万7500ポンド、ドイツで29万5500ユーロ、米国で32万9100ドル。納車は2019年第3四半期から開始される予定。

　DBS スーパーレッジェーラ・ボランテは、スーパーGTのフラグシップモデル「DBS スーパーレッジェーラ」のコンバーチブルモデル。8層の断熱材と防音材を組み合わせた布製のルーフを採用し、オープンに14秒、クローズに16秒を要し、車内からだけでなく、車両から2m以内の範囲であれば車外からリモートキーでも操作可能とした。

　なお、コンバーチブル・トップは「ボルドー・レッド」「アトランティック・ブルー」「タイタン・グレイ」を含む計8種類のカラーを用意するとともに、内張りに6種類のロコーナ・ヘッドライナーを使用することで、さらなるパーソナライズも可能。アストンマーティンのボランテとして初めて、2×2 ツイル・カーボンファイバー仕上げのウィンドスクリーン・サラウンドを採用。オプションで同じテーマをトノカバーとリア・ウォーターフォールに適用可能とした。

布製のルーフを採用し、開閉時間はオープンに14秒、クローズに16秒それぞれかかる

アストンマーティンのボランテとして初めて、2×2 ツイル・カーボンファイバー仕上げのウィンドスクリーン・サラウンドを採用。オプションで同じテーマをトノカバーとリア・ウォーターフォールに適用できる

　パワートレーンは最高出力715BHP（725PS）/6500rpm、最大トルク900Nm（663lb-ft）/1800-5000rpmを発生するアストンマーティン製のV型12気筒DOHC 5.2リッターツインターボエンジンを搭載。トランスミッションにZF製の8速ATを組み合わせて後輪を駆動させ、0-100km/h加速は3.6秒、最高速は340km/hのスペックとなる。

最高出力715BHP（725PS）/6500rpm、最大トルク900Nm（663lb-ft）/1800-5000rpmを発生するV型12気筒DOHC 5.2リッターツインターボエンジンを搭載し、トランスミッションに8速ATを組み合わせて後輪を駆動する。0-100km/h加速は3.6秒、最高速は340km/h

　エクステリアはクーペモデルのエアロダイナミクスを受け継ぎ、ボディ表面のエアフローから最大の空力効果を得られるように設計。フロントには協調して働くスプリッターとエアダムを、リアにはダブル・ディフューザーをそれぞれ採用し、フロントホイール後方にはボディサイドのエアフローを整える“カーリキュー”と呼ばれるエレメントを配置した。また、布製のルーフに対応するため“エアロブレードII”と呼ばれるシステムに改良を加えて、リアエンドのダウンフォースを増加。最高速で走行中のダウンフォースはクーペより3kg少ない177kgを達成した。

DBS スーパーレッジェーラ・ボランテの走行イメージ