ニュース
【ニュル24時間 2019】88号車 SUBARUは順位を上げ総合28位に。SP3Tクラストップ
総合トップは2位以下に1周の差をつけた911号車 Porsche 911 GT3 R
2019年6月23日 16:58
- 2019年6月20日~23日(現地時間) 開催
6月20日~23日(現地時間)に「第47回 ニュルブルクリンク 24時間レース」が開催されている。6月22日15時30分(現地時間、日本時間6月22日22時30分)にスタートを切ったレースは、翌6月23日9時30分(日本時間16時30分)に18時間を迎え、残り6時間となった。
眠らない24時間レースは、前日の22時前に日の入りを迎えてナイトセッションに突入し、各車とも自車や他車のライトを頼りに走行する時間が続いていた。23日5時(日本時間12時)ごろに日の出を迎えて徐々に明るくなり、現在は寝ていたお客さんも戻ってきて15時30分(日本時間22時30分)のゴールに向けて各車とも周回を続けている。
スタートからナイトセッションに入ってすぐまでは、2号車 Mercedes-AMG GT3(アダム・クリストードゥールー/マルコ・エンゲル/マヌエル・メッツガー/ダーク・ミューラー組)と911号車 Porsche 911 GT3 R(アール・バンバー/マイケル・クリステンセン/ケビン・エストレ/ローレンス・ヴァンソール組)の激しいトップ争いが続けられていたが、2号車 Mercedes-AMG GT3は周回遅れと接触して左フロントを壊してトップ争いから脱落。これによりレースは911号車 Porsche 911 GT3 Rが支配しており、2位以下に約2分の差をつけている。
日本勢は45号車 Nissan GT-R Nismo GT3(トム・コロネル/高星明誠/藤井誠暢/松田次生組)が15位、19号車 Lexus RC F GT3(ドミニク・ファーンバッファー/マルコ・ゼーフリート/吉本大樹/ミハエル・ティシュナー組)は66位、56号車 LEXUS LC (土屋武士/蒲生尚弥/松井孝允/中山雄一組)は70位、90号車 GRスープラ(佐々木雅弘/ウヴェ・クリーン/ヘルフィ・ダーネンス/モリゾウ組)は50位となっている。
また、STI(スバルテクニカインターナショナル)の88号車 SUBARU WRX STI(山内英輝/井口卓人/ ティム・シュリック/ カルロ・ヴァンダム組)は、依然としてSP3Tクラストップを快走しており、総合でも28位を走っており、クラス優勝だけでなく総合順位でも着々と順位を上げている状況だ。
2号車 Mercedes-AMG GT3のリタイア後は、911号車 Porsche 911 GT3 Rがレースを支配
ナイトセッションに入ったところで、レースは大きく動いた。8時間経過時でスタートからずっとトップを争ってきた2号車 Mercedes-AMG GT3(アダム・クリストードゥールー/マルコ・エンゲル/マヌエル・メッツガー/ダーク・ミューラー組)と911号車 Porsche 911 GT3 R(アール・バンバー/マイケル・クリステンセン/ケビン・エストレ/ローレンス・ヴァンソール組)の2台のうち、ポールからスタートした2号車が周回遅れと接触して、左フロントを破損してしまったのだ。2号車はそのままピットに入り、修復作業に入るが最終的にはリタイアになってしまった。
これでレースは911号車 Porsche 911 GT3 Rが完全に支配しており、2位を争っている48号車 Mercedes-AMG GT3(クリスチャン・ホヘンナデル/デビッド・ランス・アーノルド/ラファエル・マルチェロ/マキシマリアン・ゴッツ組)、31号車 Porsche 911 GT3 R(ロマン・デュマ/マット・キャンベル/スヴェン・ミューラー/マティエス/ジャミネット組)の2台に約2分の差をつけており、盤石の体制でゴールを目指している。
45号車 Nissan GT-R Nismo GT3、88号車 SUBARU WRX STIなどの日本勢が徐々に順位を上げている
日本勢はコンドーレーシングの45号車 Nissan GT-R Nismo GT3(トム・コロネル/高星明誠/藤井誠暢/松田次生組)が大きなトラブルはなく順調に走り続けており、トップから2周差の15位を走行している。RACING PROJECT BANDOHのは19号車 Lexus RC F GT3(ドミニク・ファーンバッファー/マルコ・ゼーフリート/吉本大樹/ミハエル・ティシュナー組)は45号車の後ろを走り続けてきたが、残り8時間の時点で大きく順位を下げており、総合66位となっている。
Toyota Gazoo Racingの2台は56号車 LEXUS LC (土屋武士/蒲生尚弥/松井孝允/中山雄一組)は夜中にトラブルが発生してピットガレージで修復を行なったため大きく遅れて総合70位、90号車 GRスープラ(佐々木雅弘/ウヴェ・クリーン/ヘルフィ・ダーネンス/モリゾウ組)は徐々に順位を上げて50位を走行している。
STI(スバルテクニカインターナショナル)の88号車 SUBARU WRX STI(山内英輝/井口卓人/ ティム・シュリック/ カルロ・ヴァンダム組)は順調に走行を続けており、30位前後を走行しており、残り8時間の時点で28位。SP3Tクラスの2位には2周以上の差をつけて依然としてクラストップを独走している。
レースは残り8時間で、15時30分にゴールを迎えることになる。