【ニュル24時間 2019】総合2位が失格、暫定結果変更。45号車 Nissan GT-R Nismo GT3は総合9位に、88号車 SUBARU WRX STIは総合18位に上昇

初出場ながら暫定総合9位と一桁順位を獲得したKondo Racing 45号車 Nissan GT-R Nismo GT3（トム・コロネル/高星明誠/藤井誠暢/松田次生組）

　6月20日～23日（現地時間）にわたって開催された「第47回 ニュルブルクリンク 24時間レース」。決勝レースは6月22日15時30分（現地時間、日本時間6月22日22時30分）にスタートし、23日15時30分にゴールを迎えた。

　ニュルブルクリンク 24時間レースを主催するADAC（Allgemeiner Deutscher Automobil-Club、ドイツ自動車連盟）は7月6日、ゴール後の暫定結果を更新。新たに更新された結果も暫定となっており、7月6日18時06分のタイムスタンプを持つ新しい暫定順位表では、総合2位となっていたManthey-Racingの911号車 Porsche 911 GT3 Rが失格となり、2位以下の順位が繰り上がった。

　Manthey-Racingの失格理由としては、Porsche 911 GT 3 Rの馬力出力に関して不規則性の検出が挙げられている。ローラーリグの試験で定義された494HP（公差4％を含む）を超えたとし、チームの要請に応じて測定方法を変更した試験でも必須の値とならず失格になったという。ただし、Manthey-Racingはこの決定に対しての抗議権利があり、上訴は決定の受領後96時間以内に提出しなければならないとしている。

　これにより、総合1位のAudi Sport Team Phoenix 4号車 Audi R8 LMS（ピエール・カッファー/フランク・スティッパー/フレデリック・ベルビッチ/ドライス・ヴァンソール組）の優勝は変わらないが、Kondo Racingの45号車 Nissan GT-R Nismo GT3（トム・コロネル/高星明誠/藤井誠暢/松田次生組）は総合10位から9位に、スバル＆STI（スバルテクニカインターナショナル）の88号車 SUBARU WRX STI（山内英輝/井口卓人/ ティム・シュリック/ カルロ・ヴァンダム組）は総合19位から18位に、TOYOTA GAZOO Racingの90号車 GRスープラ（佐々木雅弘/ウヴェ・クリーン/ヘルフィ・ダーネンス/モリゾウ組）は総合41位から40位へと上昇した。

スバル＆STI 88号車 SUBARU WRX STI（山内英輝/井口卓人/ ティム・シュリック/ カルロ・ヴァンダム組）は、総合19位から18位に。過去最高順位と並んだ。クラス優勝は変わらず

TOYOTA GAZOO Racing 90号車 GRスープラ（佐々木雅弘/ウヴェ・クリーン/ヘルフィ・ダーネンス/モリゾウ組）は総合41位から40位へ

　とくにKondo Racingは初出場で一桁順位を獲得し、スバル＆STIはSP3Tクラス優勝はそのままに、総合順位でも2015年に並ぶ過去最高の18位となった。ただし、結果は上記の理由で確定ではなく、現時点でも暫定結果となっている。