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KONDO RACING、2020年のニュル24時間耐久レースへの参戦見送りを決定

3年計画は2021年、2022年に繰り延べのチャレンジとして継続

2020年6月15日 発表

2019年のニュルブルクリンク24時間耐久レースで、日本勢で唯一となる総合9位のシングルフィニッシュという好成績を収めたKONDO RACINGのNISSAN GT-R NISMO GT3

 KONDO RACINGは6月15日、9月24日~27日に開催を予定している「第48回ニュルブルクリンク24時間耐久レース」への参戦を見送ると発表した。

 KONDO RACINGは、2019年からNISSAN GT-R NISMO GT3でチーム、ドライバー、タイヤ、スポンサーとオールジャパンを主体とした体制で「グローバルチャレンジ」とした3年計画をスタートさせ、初参戦ながら日本勢で唯一となる総合9位のシングルフィニッシュ(クラス8位)という好成績を収めた。

 2020年は、ニュル24時間レースと前哨戦となるVLN(ニュルブルクリンク長距離耐久選手権)参戦に向けてすでにGT-Rをドイツに送り、チーム拠点も整えてレースに備えていたものの、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、「過酷なニュル24時間レースにおいて、チームが万全の体制を整え、かつレースに参加するドライバー、社員、関係者の安全を確保するには課題がある」との判断でレースへの参戦を見送ることを決定。これに伴い、3年計画は2021年、2022年に繰り延べのチャレンジとして継続されるという。

 今回の発表について、KONDO RACING代表の近藤真彦氏は「昨年の初参戦では総合9位という結果を得て、2年目の今年は24時間全開でGT-Rを戦わせる考えでいました。しかしコロナの影響でドライバー、チーム、サポートしてくれるニスモのスタッフ、日産販売会社のメカニック全員の安全を考え、ニュルに向かうことを断念しました。しかしこのグローバルチャレンジは、多くのGT-Rファン、日産ファンの期待に応えるべく、プロジェクトを支えてくれる各スポンサー、ニスモと共に、2021年の準備をしっかりと整えて継続していきますので応援いただければと思います。よろしくお願いいたします」とコメントしている。