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90号車 GRスープラ、ニュル24時間完走。最終スティントはモリゾウ選手、最後はノンアルビールで泡まみれに

「1周でも多く、1メートルでも長く、1秒でも多くクルマを走らせる」

2019年6月20日~23日(現地時間) 開催

ニュル24時間レースの最終スティントドライバーとしてトヨタピットに登場したモリゾウ選手

 6月20日~23日(現地時間)に「第47回 ニュルブルクリンク 24時間レース」が開催された。6月22日15時30分(現地時間、日本時間6月22日22時30分)にスタートしたレースは、6月23日(同、日本時間6月23日22時30分)にゴールを迎えた。

 レースの詳細は関連記事(24時間レースがゴール。88号車 SUBARU WRX STIは総合19位でSP3Tクラス優勝)に詳しいが、レース結果以外に注目を集めていたのは、新型スープラがGRスープラとして参戦し、そのドライバーにモリゾウ選手が加わっていたこと。モリゾウ選手はトヨタ自動車 代表取締役社長 豊田章男氏その人でもあり、現在は自工会(日本自動車工業会)の会長でもある。

 そのモリゾウ選手は24時間レースの最後に、最終スティントも担当。90号車 GRスープラ(佐々木雅弘/ウヴェ・クリーン/ヘルフィ・ダーネンス/モリゾウ組)で24時間レースのチェッカーを受けた。暫定結果では総合41位、クラス3位という結果だが、決起大会で「1周でも多く、1メートルでも長く、1秒でも多くクルマを走らせる」と語っていただけに、しっかりと結果を出したといえる。

ドライバー交代。ビシッと抱き合うモリゾウ選手
目指すはチェッカーフラッグ

 このニュルブルクリンク 24時間レースでは、ゴール後にクルマをちょっと離れたパルクフェルメまで持っていく必要がある。そのため、ピットで最終スティントドライバーも加わって歓喜の和とはならず、パルクフェルメから戻る途中で記念写真。最後にTOYOTA GAZOO Racingのパドックテントで報告会と、ノンアルコールビールによるビールかけが行なわれた。

モリゾウ選手が24時間レースのチェッカーフラッグを受ける
お祭り騒ぎのトヨタピット
24時間レースの最後は誰もが楽しく終えられる
笑顔、笑顔のトヨタピット
そのころモリゾウ選手は、クルマをパルクフェルメにおいてピット方向へてくてく
サマータイムの15時30分のため、日差しが厳しい
ピットのスタッフと会えた
24時間トヨタピットに掲示されていた成瀬氏の写真とともに
決勝日の6月23日はモリゾウ選手の走りの師匠である成瀬氏の命日。じっと写真を見る
それでも仲間が来れば笑顔に
みんなと記念写真
TOYOTA GAZOO Racingのパドックテントで報告会
チーム代表としてあいさつ
アルコールフリーのノンアルビールでビールかけ開始。はしゃぐモリゾウ選手

 最初は周囲のスタッフや、お祝いに訪れた脇阪寿一氏にビールをかけていたモリゾウ選手だが、最後は脇阪氏から盛大にお祝いのビールかけが行なわれた。

 そして、泡まみれ、ビールまみれになってはしゃぐモリゾウ選手という衝撃の光景が……。完走おめでとうございます。

お祝い&取材に訪れた脇阪寿一氏にビールかけをするモリゾウ選手
脇阪氏からモリゾウ選手にビールかけ
ガンガンかける
勝ち誇る脇阪寿一氏。すごい光景だ
最後はみんなで記念写真。イエーイ