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出光、飛騨高山でカーシェア事業「オートシェア」の実証開始
15分350円から、超小型EVを活用したMaaS事業の実証実験
2019年7月31日 16:41
- 2019年8月よりサービス開始
- 15分350円~
出光興産は、岐阜県飛騨市および高山市において、独自のシステムによるカーシェアリング事業「オートシェア」の実証実験を8月より開始する。カーシェアの利用料金は入会金、基本料金が無料で時間料金が15分350円から。
この実証実験は、タジマモーターコーポレーションの超小型EV(電気自動車)である「ジャイアン」を牛丸石油に計7台貸与し、一般と法人を対象にカーシェアリングサービスを提供するというもの。ジャイアンは2人乗りEVでボディサイズは2545×1290×1570mm(全長×全幅×全高)。航続距離は140km、開放的なサンルーフとエアコンを装備している。
一般向けサービスとしては、地元企業や道の駅の駐車場5か所をステーションとして、地元住民や観光客を対象に、買い物や観光スポット間の近距離移動手段としてカーシェアリングサービスを提供する。
法人向けサービスとしては、牛丸石油から地元企業に車両を貸与し、平日は営業車としての使用、休・祝日は一般向けのカーシェアリング車として利用する。
予約システムにはKDDIが提供するカーシェアリング予約システムを活用。オートシェアの公式サイトから会員登録をすることで、誰でも次世代モビリティを体験することができる。
会員登録、月額基本料は無料で、時間料金は15分ごと350円、3時間パックが3500円、6時間パックが6000円となっており、予約の時間に応じてパック料金等を組み合わせた最も安い金額が適用される。また、予約時間をオーバーして利用する場合、事前申請した場合は延長料金として15分ごとに350円、無断延長の場合は15分ごとに700円が加算される。
出光は今回の実証実験を通し、販売店ネットワークを活用した新たなビジネスモデルの検証と、独自のカーシェアリングシステムによる幅広い利用者を対象とするMaaSプラットフォームの構築を目指すとしている。