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トヨタ、WRC 第10戦で表彰台独占!! 豊田章男氏も「最高の気分」

ヤリスWRCでトップカテゴリー初参戦の勝田貴元選手も10位で完走

2019年8月22日~25日(現地時間)開催

第10戦 ラリー・ドイチェランドでTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamが表彰台を独占

 TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(トヨタ自動車)は、8月22日~25日(現地時間)に開催されたWRC(世界ラリー選手権)第10戦 ラリー・ドイチェランドで1-2-3フィニッシュを達成した。優勝はオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)。総合2位はクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(ヤリスWRC #5号車)、総合3位がヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)となり表彰台を独占した。

 タナックはラリー・ドイチェランド三連覇となり、今シーズン5勝目。ドライバーランキング首位の座を守り、2位との差を33ポイントに拡大。マニュファクチャラーランキングにおいても、ミークがチーム加入後初めて表彰台に立ち2位となったため、最大のマニュファクチャラーポイントを獲得。マニュファクチャラーランキング2位の座を維持し、トップのチームとの差を8ポイントに縮めた。

総合優勝のオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)
総合2位のクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(ヤリスWRC #5号車)
総合3位のヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)

 なお、トヨタが1-2-3フィニッシュを達成するのは2017年のWRC復帰後初となり、また単一のマニュファクチャラーが表彰台を独占したのは、2015年のラリー・ドイチェランド以来4年ぶりとなっている。

 また、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムによって、今回初めてヤリスWRCでWRCに出場した勝田貴元/ダニエル・バリット組(ヤリスWRC #17号車)は、総合10位となっている。

ヤリスWRCで初めてWRCに出場した勝田貴元選手は総合10位に

チーム総代表 豊田章男氏コメント

 TOYOTA GAZOO Racing WRTの6人がそろってドイツの表彰台に立ちました。最高の光景です! 本当はその真横に立って、ベトベトになりながらその光景の一部になりたかった……。でも、今日は最高の気分です!

 そして、勝田貴元がヤリスでWRCを走りきりました。これも私が見たいと願ってきた光景でした。ただ、本当に見たい光景は、TOYOTA GAZOO Racing WRTのウェアを着た彼が表彰台に立つ姿です。でも、今日は最高の気分です!

 私をこんな気分にさせてくれたドライバー、コ・ドライバー達、トミ マキネン、チームメンバー、そして一緒に喜んでいただいたファンの皆さま。本当にありがとうございました。

 オィットとマルティン、2連勝、そしてヤリスWRCのエンジンの故郷ドイツでも勝ってくれて本当にありがとう! クリスとヤリ-マティはラリー中のインタビューで「チームのために走る! 走り切ってマニュファクチャラーポイントを獲る!」と言い続けてくれていました。「誰よりも速く走りたい」という、ドライバーなら当たり前の気持ちをコントロールし、チームのために走ってくれていたこと、心から感謝しています。

 本当によいチームです。残り4戦、このチームで、このまま走りきりましょう! そして、もっと“最高の光景”をファンの皆さまに見てもらえるように引き続き頑張りましょう! ファンの皆さまも、応援よろしくお願いいたします。

チーム代表 トミ・マキネン氏コメント

 3台のヤリスWRCが1-2-3フィニッシュを飾り、信じられないような気分です。過去にも似たような状況になりかけたことはありましたが、ついに実現しました。今日は、本当に心が躍りました。この週末、我々のクルマが速かったことは確かですが、ドライバーも本当に速く、ここドイツの困難な舗装路で最高の仕事をしてくれました。舗装路でのテスト走行は非常に限られていましたが、それでもこのような素晴らしい結果を手にすることができました。それは、チームワークと共同作業の成果だといえます。今日は、チーム全員を本当に誇らしく思います。

表彰台独占の喜びを分かち合うトミ・マキネン氏

オィット・タナック選手(ヤリスWRC #8号車)コメント

 チームにとって最高の結果が得られたので、今晩は盛大に祝勝会が開かれるでしょうし、ドイツのTMGを訪れる明日もきっとそうなるでしょう。今シーズンはまだ4戦残っているので、集中力を保ち続けベストを尽くして戦わなければなりません。選手権争いは依然緊迫しており、決して簡単ではないことを今週末改めて実感しました。我々は常に最速だったわけではありませんが、ライバルよりも安定していたことが勝利に繋がりました。昨日が戦いの山場であり、今日は確実に1-2-3フィニッシュするために走りました。

オィット・タナック選手

ヤリ-マティ・ラトバラ選手(ヤリスWRC #10号車)コメント

 1-2-3フィニッシュを達成し、これ以上望むべくもない完璧なリザルトになりました。クルマはパーフェクトで、問題も何も起こらず本当によい週末でした。いくつかのステージはあまり上手く走れませんでしたが、その次のステージで挽回することができました。今朝最初のステージは少し慎重に走り過ぎましたが、もっと攻めて走った方がよいと気づき、その後は順調でした。フィンランドに続き表彰台に立つことができて、本当に嬉しく思います。

ヤリ-マティ・ラトバラ選手

クリス・ミーク選手(ヤリスWRC #5号車)コメント

 今シーズンは少なくとも4~5回、恐らく6回は表彰台に立てていたはずでしたが、トラブルや自分のミスで実現せず、ようやく表彰台フィニッシュを飾ることができました。表彰台に立ち、多くのポイントをトヨタにもたらし、1-2-3フィニッシュを飾るなど特別な週末になりました。チームが最大ポイントを獲得できたのは、マニュファクチャラー選手権にとって非常に重要です。週末を通してヤリスWRCのフィーリングは素晴らしく、自信を持って走ることができましたし、とてもリラックスした状態で高いスピードを維持できました。

クリス・ミーク選手
第10戦 ラリー・ドイチェランド